歌舞伎座十月大歌舞伎、
「三代猿之助四十八撰の内、
『鬼揃紅葉狩』」視聴。


前半の更科の前は、
臈たけた姫の姿。

付き従う侍女たちの、
色とりどりの衣裳。

目にも鮮やかな舞台姿です。


更科の前は実は戸隠山の鬼女、
恐ろしい姿形を現します。

侍女たちも実は鬼女であり、
皆で維茂に襲いかかります。


鬼女の動きには、
おもだか屋ならではと言える
複雑な振りがついており、
その禍々しさを際立てます。


猿之助丈と幸四郎丈との共演、
うれしいです。

後見の一人、寿猿さんは
最後のシーンに登場。
クライマックスを見届けていました。


十月大歌舞伎では他にも、
「荒川十太夫」では猿之助×松緑、
「釣女」では松緑×幸四郎、
といった組み合わせがありました。

40代の彼らが、
歌舞伎の中心になってきた
ということを感じます。