本日行われたこちらの会。

市川團子さんは、
素踊りの「三番」と、
「三ツ面子守」を踊りました。
 
どんな舞台だったのか、
見ることは叶いませんでしたが⋅⋅⋅
 
 
團子さんはこの夏、
「八月納涼歌舞伎」、
歌舞伎座に出演。
 
「弥次喜多」シリーズでは、
持ち役の五代政之助。
 
その一場面、「踊り比べの場」では、
群舞、そして市川染五郎さんと
「伴奴」を踊りました。
 
二人とも伸びやかな踊り。
真っ直ぐな舞い振りの中に、
それぞれの持ち味も見え始め、
興味深いです。
 
この二人は昨夏、「三社祭」
を踊ったコンビでもあります。
 
 
「八月納涼歌舞伎」での團子さん。
他には、「浮世風呂」のなめくじ、
「弥次喜多」の娘お夏で、
初めての女方に挑戦されました。
 
歌舞伎界に入られた頃の
かわいい姿が印象深く、
(心の中では)「團子ちゃん」呼びでしたが、
もう、そんな風には呼べない、
すっかり大人の仲間入りです。
 
 
團子さんの現在と、
澤瀉屋一門のリーダー
猿之助さんの若い頃とは、
重なって見えるところがあります。
 
猿之助さんは今も女方を演じますが、
若い頃から娘役、姫役を多く演じました。
 
團子さんは今後、猿之助さんの一座で
女方を始め、いろいろな役に
取り組まれていくことでしょう。
 
 
穏やかで優しそうな雰囲気ですが、
インタビューなどで、
「じいじ(祖父三代目猿之助)を越える」
と発言をされていますので、
内に秘めたものは熱いのでしょう。
 
多くの舞台を通し
成長される過程を見届けていけたら、
こんなに幸せなことはありません。
 
(学業を重んじるという澤瀉屋の代々。
團子さんは今、大学1年とのこと。
猿之助さんもそうだったように、
学業優先で、舞台出演は少なめに
なるのかもしれません。)
 
 
京都春秋座で挑んだ 
家の芸、「独楽」。
配信されるそうで、楽しみです。