八月納涼歌舞伎、
「弥次喜多流離譚(やじきたリターンズ)」。
歌舞伎オンデマンドでの配信に
合わせて行われたトークショー。
視聴しました。
第1作から若殿の伊月梵太郎と
お供の家来五代政之助を
染五郎さんは17歳、團子さんは18歳。
(この写真の團子さんは、
数年前のようです。
歌舞伎役者さんのプロフィール写真は
あまり頻繁に
更新されないことが多いのです。)
歌舞伎家話の司会者は、
松竹の戸部和久さん。
弥次喜多シリーズの脚本を
手掛けていますので、
舞台の裏話も⋅⋅⋅
染五郎、團子の二人は、
質問に対して即答ではなく、
よく考えてから答える印象。
特に團子さんは以前は
明るく饒舌な印象でしたが、
大人への入口に立ち、
考えるところも多いでしょうか。
しかし、そんなところも
好ましく感じます。
今回の弥次喜多では、
梵太郎・政之助に加えて、
ほぼ初めての女方に挑戦した二人。
それぞれ華やかさ、
かわいらしさのある女方姿でした。
お互いを語るときには、
少し照れながら言葉少なです。
また、梵太郎・政之助と
オリビア・お夏の二役。
早替わりも初めての経験。
周囲からのサポートはもちろん、
二人で工夫を重ねながら
役を作ってきたようです。
この二人はどうやら
言葉だけではなく、
阿吽の呼吸で通じ合っている⋅⋅⋅
と、そんな雰囲気も感じました。

彼らが直近で演じた役。
染五郎、「信康」。
團子、「新・三国志」関平。
今ならでは、の瑞々しさを
感じる舞台でした。
二人揃った舞台を
初めて見たのが、こちら。
2013年10月の「鏡獅子」。
このときはまだ襲名前で、
記事中の幸四郎は現・白鸚、
染五郎は現・幸四郎、
金太郎は現・染五郎です。