徳川家康の長男であり、
武将としての才能を
花開かせながらも、
若くして命を断たれた信康。
その背景には、
信康の母、築山殿(今川一族)と
正妻徳姫(織田信長の娘)との不和⋅⋅⋅
それを口実とし、
才能あふれる信康を
亡きものとしようとする、
信長の策略⋅⋅⋅
史実に基づき製作され、
1974(昭和49)年に初演された
新作歌舞伎です。
今回は3演目。
演じるのは弱冠17歳の、
市川染五郎。
- 〈場名など〉
- 岡崎城本丸書院(天正七年八月三日の午後)
- ~二俣城外の丘(同年九月十三日の宵)
- ~二俣城本丸広間(同年九月十五日の夜)
〈あらすじ〉
徳川家康の長男・信康の居城。
そこへ家康が突如来訪し、信康に謀反の疑いがかかっているとして叱責します。
実はかねてよりその優秀さを警戒していた織田信長から、信康を始末するよう指示を受けた家康は、信康へ領地の東の果てにある二俣城へ移るよう命じます。
我が子を助けようとする父の気持ちを知りながらも、信康は家のために自らの命を差し出そうと決意し…。
〈歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」より〉
染五郎の演じる信康。
若くても人の上に立つ、
オーラのようなものを感じました。