九月大歌舞伎第二部、
「近江源氏先陣館ー盛綱陣屋」視聴。
 
配役はこのとおり。
ただし、
「中村歌昇・中村隼人を含む舞台関係者5名が
新型コロナウイルス感染症陽性であることが
確認されたため
9月2日(木)~6日(月)の第二部中止、
中村歌昇は14日(火)・中村隼人は15日(水)まで休演」
という対応が取られました。
 
この収録は序盤に撮影されたようで、
実際の配役は、
信楽太郎…隼人の代役を
父、錦之助が、
伊吹藤太…歌昇の代役を、
弟、種之助が演じています。
 
和田兵衛が本役の錦之助丈は、
赤っ面の和田兵衛から白塗りの信楽太郎、
再び和田兵衛の早替りとなりました。

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幸四郎丈の盛綱、時代物の主役らしい
大きさを感じさせるようになりました。

九月の歌舞伎座は、コロナ前までは
中村吉右衛門丈を座頭に
「秀山祭」として、
播磨屋ゆかりの演目を
上演していました。
 
現在病気療養、休演中の吉右衛門丈。
その志を継ぐという気概を感じました。

思えば私が歌舞伎を見始めた
昭和の終わり、吉右衛門丈はすでに
歌舞伎界を代表する役者として
活躍していました。

今の幸四郎丈はすでに、
その頃の吉右衛門丈の年齢を
越えていると思うと感無量です。

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幕開きの腰元たち6人、
ベテラン勢が揃っています。
 
盛綱の臣は、
敵の使いである和田兵衛を護送します。
とんぼを切るなどの、派手な立ち廻りは、なし。
普段女方が多い、三四助さん、翔三さんがいます。
 
時政の臣は、宗之助さん以降は、
中村吉右衛門丈のお弟子さんたち。