山沿いの公園を散策。
まだ誰もいないようです。

11月も下旬ですが、
上着のいらない暖かい朝。


朝露に濡れている、タンポポの綿毛。

足元の落ち葉。

モミジに、コブシか⋅⋅⋅。


公園の中に残された、古いお堂。
向かって右後ろの石塔は「十九夜様」。
女人構として、
地域の女性たちの信仰を集めたもの。

お堂の手前にある、苔蒸した無縫塔。
苔の花がきれいでした。


無縫塔とは、卵塔とも言い、
長い卵形をした石塔のこと。
僧侶の墓所に使われるそう。

ここには、
3基の無縫塔が並んでいました。

ひとつは文化、
2つ目は元禄の文字が読めました。

3つ目の苔蒸したこの塔は、
全く文字が見えません。

そんな昔に、山里のこの地で
お堂を守っていたお坊さんは、
日々、どんなことを思って
暮らしていたのでしょう。

この秋は、返り咲きの桜をよく見ます。