八月花形歌舞伎。


劇場での観劇は叶いませんでしたが、
「歌舞伎オンデマンド」の配信により
視聴しました。

観たのは、第三部「義経千本桜ー吉野山」。

生の舞台を見ることができるのが、
もちろんいいのですが、
今は難しい事情が⋅⋅⋅

こうして、先月の舞台を
すぐに見ることができるのはありがたい。


また、今は
客席数を半分以下に抑えて
上演している歌舞伎座。

このような有料配信を見ることが、
歌舞伎に対する何らかの力となれば⋅⋅⋅
という思いもあります。


感想を簡単に⋅⋅⋅

「義経千本桜ー吉野山」



猿之助の「吉野山」。
これまでの若い、どちらかというと
子狐のような忠信。
今回は成熟した大人の雰囲気がありました。

静御前は七之助。
こんないい女方に成長したのか⋅⋅⋅
という思い。

この二人の共演はなかなかに珍しい。
しかしお互いの芸を信頼し合っている、
心地よい雰囲気が流れていました。


第四部「与話情浮名横櫛ー源氏店」は、
現在視聴中。

配信期間は、
8月26日から今日9月8日まで。
意外と短く、
うかうかしていると見損ねてしまいそう。
なお購入日から7日間は、いつでも
視聴できるというシステムのようです。


そういえば先日、
国立劇場歌舞伎公演の
再開の知らせがありました。

国立劇場と言えば通し狂言や、
復活狂言など長めの演目を、
1日1公演上演することが多いのですが⋅⋅⋅

今回は非常に珍しい二部制。
減らした座席と採算との兼ね合いからの
上演形態かと思われます。


とにかく、試運転ながら
歌舞伎公演が再開しつつあり、
何より。