「おくりびと」

2008年の公開当時、
非常に話題になりました。

興味はありましたが、
「死」をテーマにした物語⋅⋅⋅
当時の自分にはハードルが高かったのです。
見ないままでした。

その後、東日本大震災や、
身近な人の死を経た今、
近しい気持ちで見ることができました。


演奏家の夢破れて、
亡き母の住んでいた土地に戻った主人公。
ひょんなことから、
納棺師の仕事につくことになります。

その戸惑いや苦悩を、コミカルさも交えて。
しかし仕事をするうちに
やりがい、自分の居場所を見い出していきます。


本木雅弘さんは、
今年はNHK大河ドラマに出演。
まむしの道三(斎藤道三)の
鬼気迫る演技が話題でした。

こちらの作品では、
やや優柔不断で流されやすい主人公の心の変化を、
みずみずしく表現しています。

(誰だって、運命の前では
優柔不断で流されやすい面が
あるかもしれない⋅⋅⋅
だからこそ、共感できるのだと思います。)