春の七草 | 夢見がちの…
せり なずな
ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ これぞ七草
今日は七草粥。
春の七草のひとつ、はこべら(ハコベ)。

写真は夏の青々としたハコベ。
真冬の今は、地上の大部分は枯れ、
小さなロゼットの状態で
冬越しをしているでしょう。
君がため 春の野に出でて若菜摘む
我が衣手に雪は降りつつ
⋅⋅⋅百人一首に収められている、
この句を思い出しました。

七草を刻むときの歌もあるそうです。
歌舞伎舞踊、長唄の
「春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)」
の中に残されています。
〽七草なづな 御行 田平子 仏の座
すずな すずしろ 芹 なづな
七種揃えて 恵方へきっと直って
しったん しったん どんがらり どんがらり
どんどんがらり どんがらり
唐土の鳥が 日本の土地へ 渡らぬ先に⋅⋅⋅

