特徴的な3つ連なった蔵。

江戸から明治までの浮世絵が、
演目、テーマごとに展示されていました。
間近で見る浮世絵は、
紙の目やわずかなしわ、
細かな刷り分けなど、
作者の息づかいが伝わってくるよう。
そして興味深いのが、栃木と歌舞伎の接点。
いずれも初耳でした。
※「栃木座」にて三代目尾上菊五郎一座が興業した。
(文政年間だったか⋅⋅⋅?メモしてくれば良かった。)
なお、この「栃木座」は、
北条秀司作の新作歌舞伎「花魁草」に登場します。
※かつて「栃木明治座」が存在した。
建物正面などは、
東京の明治座を模した造りであったそう。
その後映画館として生まれ変わり、
昭和の中頃(?)まで営業していたが、
現在は更地になっている模様。
※戦時中、初代猿翁(当時二代目猿之助)は、
栃木に疎開していたとのこと。
昭和26年に東京に引き上げる際に
お名残として、
栃木明治座で「黒塚」を上演した。
猿翁が当時住んでいたのは、
現在の「横山記念館」の離れの洋館だそうで、
その折の「黒塚」の押し隈が残されているそう。
洋館はその奥にあります。