9月9日は重陽の節句。
古来、菊の花を飾り、
菊の花を浮かべた酒を飲む風習があったそう。
とは言え、庭先の菊の花はまだ、
蕾さえつけていません。
代わりに秋の七草を⋅⋅⋅。
万葉集より 山上憶良の句。
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り
かき数うれば 七種の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花
また藤袴 朝顔の花」
日光はさすがに秋が早いと感じました。
撫子、藤袴、朝顔の花が足りません。
撫子は、カワラナデシコ。
昔は自然に生えていたのでしょうが、
今は見かけることはあまりありません。
代わりに園芸種のナデシコはたくさんあります。
藤袴は以前、
上記の女郎花のある花壇の近くにありましたが、
今日は見つけられませんでした。
朝顔の花とは現代で言う朝顔ではなく、
おそらく、桔梗のことであろうと言われています。
植物学者の牧野富太郎博士も、
この説をとっているそう。