9月の歌舞伎座は、秀山祭。


何と言っても、中村福助丈の5年ぶりの舞台復帰。

出演されたのは、「金閣寺」の慶寿院尼。
閉幕後すぐの時間から、ニュースが配信されていました。


倒れられてからここまでの、
ご本人の思いはもとより⋅⋅⋅

子息の児太郎さん。
歌舞伎を本格的に志し、
大きな襲名を控えたときに、
父親の後ろ楯を急に失いました。

ご本人なりに
どんな苦労があったのか
計り知れませんが、
まっすぐに、着実に成長されました。

その過程を
客席から見せていただいた者として、
ひとしおの思いです。

大役の雪姫、楽しみです。


9月の歌舞伎はその他に、
松竹大歌舞伎、西コースの巡業公演。
「道行」から「川連法眼館」と続いての上演は、
普段あまり歌舞伎を見ない人にも分かりやすいです。

愛之助さんの忠信。
よく上演される
おもだか屋や音羽屋の型とは
異なる演じ方だそうで、観てみたいです。

しかし、この巡業は
関東より西を回るようですので、
観るのは難しそう。