猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を観劇。

2月の歌舞伎座では、
初午祭にちなみ、地口行灯が飾られます。

地下の木挽町広場にて。


「枕眺め上に蚊が飛び」
…『盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)』


「伊達に見しょとて銭金尽きょぞ」
…『誰に見しょとて紅かね付きょぞ』
娘道成寺ですね。


「わんと聞いたか桜丸」
…『何と聞いたか桜丸』

犬の「車引」、これはかわいいです。

「今坂くうも口なれど」
…『今さら言うも愚痴ながら』、クドキの文句。

「今坂」とは何でしょう?
目の前に置いてある食べ物のことのようですが。

歌舞伎座の中にあったもの。
「鬼に片棒」
…『鬼に金棒』



他にも、「暇なワイフに授業料」なんていうのも…
これは、『縞の財布に五十両』(忠臣蔵六段目)。


歌舞伎稲荷神社。

いつもより、たくさんの参拝者がいました。

神社の上には、
「門出二人桃太郎」の行灯が奉納されています。


二人の桃太郎、かわいいことでしょう。