今日は七草粥の日。

以前撮った写真から…

ナズナ

(この写真はナズナではなく、近縁種のタネツケバナでした。)

ゴギョウ=ハハコグサ


ハコベラ=ハコベ


ホトケノザ

七草のホトケノザとは、上記のものではなく、
コオニタビラコという小さな黄色の花が咲く草。
写真がなかったので、近縁種のオニタビラコを。


残りの3つは、
セリ、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)です。


七草ではないですが、
大根葉の入ったお粥をいただきました。


最近まで知らなかったのですが、
七草粥を作るときの歌が伝わる地方があるようです。

その歌が、長唄の歌舞伎舞踊
「春調娘七種」(はるのしらべむすめななくさ)
の中に詠み込まれています。

『√七草なずな 御形 田平子 仏の座
すずな すずしろ 芹 なずな
七種揃へて 恵方へきっと直って 
しったんしったん  どんがらりどんがらり 
どんどんがらり   どんがらり 
唐土の鳥が 日本の土地へ 渡らぬ先に…』

唐土の鳥(とうどのとり)とは、
渡り鳥が疫病などの災厄を運んで来る…
という考えが古来から日本にあったようです。


「春調娘七種」は五郎、十郎の曽我兄弟、
静御前の3人で踊る、明るく華やかな踊り。

近年では、2年前の浅草歌舞伎で、
五郎=松也、十郎=隼人、静=児太郎で
上演されていました。