涼しくなってきたこの頃、
林のそばの道などで、見かけるこの花。

花の色、形から、
萩の仲間であることは分かります。

今の時期はもう大方は、
種ができています。

この種の形を見て、分かりました。
ヌスビトハギ<盗人萩>です。

いわゆる「ひっつき虫」、
野山を歩くと服にくっついてきます。

公園などでも、
草むらの中を平気で歩く、
小さい子どものズボンなどによくついてきます。

先端のかぎ型の部分が、
服の繊維に引っ掛かるのでしょう。

さらに調べると、
本物のヌスビトハギは、実の数か2つ。

本種は実が3~5つ つながって見えるので、
外来種のアレチヌスビトハギのようです。


かわいらしい風情のある花なのに、
盗人とは、気の毒ですが、
その繁殖力は強いようです。

葉っぱのこの形が整っていてきれいだなと、
以前から気になっていました。



7月に訪れた、旧シモレンの煉瓦窯。



周囲には、この形の葉がたくさん茂っていました。

今ごろはきっと、
ひっつき虫がたくさんできていますね。