今月の歌舞伎座は、秀山祭。
中村吉右衛門さんが、
祖父初代吉右衛門の偉業を後世に伝えるべく、
取り組んでいる公演です。

もうすぐ千穐楽ですが、
今月は、観劇予定が組めず残念。
夜の部の「妹背山婦女庭訓ー吉野川」では、
両花道を設け、上手下手に義太夫を配し、
格調高い舞台が繰り広げられているようです。

大判事は吉右衛門さん、
定高は玉三郎さん、
久我之助を染五郎さん、
雛鳥を菊之助さんが勤めるという配役。
今の歌舞伎界では、
これ以上の配役は考えられないと思われます。
この「吉野川」、私はこれまでに見たことがありません。
難解な演目として避けてきてしまったからだと思います。
昼の部では「一條大蔵譚」。
吉右衛門さんの一條大蔵卿、
魁春さんの常盤御前という配役。

「一條大蔵譚」は、これまで何度か見ています。
吉右衛門さんの大蔵卿を見たのは、
1990(平成2)年の公演のときのようです。

<「歌舞伎 on the web」の検索より>
…26年前です。
常盤御前は大成駒、
吉岡鬼次郎は市村羽左衛門丈でした。
このときのお京(中村松江)は、
今回の常盤御前である魁春さんです。
勘解由は先代の市蔵さん。
腰元の筆頭に並んでいる万之丞さんは、
後年、二代目吉之丞を襲名しました。
今回の公演では、この吉之丞の名前を三代目として、
吉之助さんが襲名されました。
吉右衛門さんは当時まだ40代でしたが、
すでにこういった大役を多く手掛けていました。
今も当時と変わらない舞台姿で活躍されていますが、
内面的にはより深化していることでしょう。
中村吉右衛門さんが、
祖父初代吉右衛門の偉業を後世に伝えるべく、
取り組んでいる公演です。

もうすぐ千穐楽ですが、
今月は、観劇予定が組めず残念。
夜の部の「妹背山婦女庭訓ー吉野川」では、
両花道を設け、上手下手に義太夫を配し、
格調高い舞台が繰り広げられているようです。

大判事は吉右衛門さん、
定高は玉三郎さん、
久我之助を染五郎さん、
雛鳥を菊之助さんが勤めるという配役。
今の歌舞伎界では、
これ以上の配役は考えられないと思われます。
この「吉野川」、私はこれまでに見たことがありません。
難解な演目として避けてきてしまったからだと思います。
昼の部では「一條大蔵譚」。
吉右衛門さんの一條大蔵卿、
魁春さんの常盤御前という配役。

「一條大蔵譚」は、これまで何度か見ています。
吉右衛門さんの大蔵卿を見たのは、
1990(平成2)年の公演のときのようです。

<「歌舞伎 on the web」の検索より>
…26年前です。
常盤御前は大成駒、
吉岡鬼次郎は市村羽左衛門丈でした。
このときのお京(中村松江)は、
今回の常盤御前である魁春さんです。
勘解由は先代の市蔵さん。
腰元の筆頭に並んでいる万之丞さんは、
後年、二代目吉之丞を襲名しました。
今回の公演では、この吉之丞の名前を三代目として、
吉之助さんが襲名されました。
吉右衛門さんは当時まだ40代でしたが、
すでにこういった大役を多く手掛けていました。
今も当時と変わらない舞台姿で活躍されていますが、
内面的にはより深化していることでしょう。