今日、9月1日は「秀山祭九月大歌舞伎」初日です。



8月の納涼歌舞伎が27日に千穐楽を迎えてから、中4日。
古典の繰り返し演じてきた演目とはいえ、
短期間に幕を開けることに驚きです。

納涼歌舞伎から続けて出演の役者さんは、
染五郎さん、彌十郎さん、新悟さんなど。
毎度のことながら、歌舞伎公演のハードさを思います。

今公演の眼目は、夜の部の「妹背山婦女庭訓ー吉野川」
ではないでしょうか。

吉右衛門さん、玉三郎さんから、
自分達が教わってきたものを
後世に伝えようという気概が感じられます。

両花道を使った、
格調高い舞台が繰り広げられることと思います。





ひとつ驚いたのは、「中村吉之丞」の名前の復活。

先代の吉之丞は、初代の吉右衛門丈の時代から
播磨屋に仕えた方だそうです。
「春興鏡獅子」で弥生を連れてくる老女の、
上品な姿が目に残っています。

吉之丞を三代目として名乗るのは、中村吉之助さん。
「一条大蔵譚」の八剣勘解由を演じます。

八剣勘解由を諌め、自害する、妻 鳴瀬は中村京妙さん。