六月大歌舞伎、今日、初日を迎えました。
何だかそわそわしてしまいます。

ちょうど今頃は、猿之助さんの狐忠信が
4階席の彼方に、桜吹雪とともに飛び去ったことでしょう。




そして、8月の納涼歌舞伎の出演者、演目が発表になりました。
中村扇雀さん、中村橋之助さん、中村勘九郎さん、七之助さんという
いつもの納涼歌舞伎メンバーに加え、
今年は市川猿之助さん、市川染五郎さんも出演です。


猿之助さんの演目は、第二部の「東海道中膝栗毛」、
理屈抜きに楽しめそうな演目です。
染五郎さんとの宙乗りもあるようです。


猿之助さん、7月はやはり歌舞伎座に出演で、
私は「流星」がとても楽しみです。

猿之助さん、3月続きの歌舞伎座出演になります。



さて…今日の初日はどんなだったのでしょうか。

「碇知盛」の典侍局は猿之助さん初役です。
『歌舞伎美人』のインタビューでは、
先代の雀右衛門丈の典侍局について、
「すごく強烈な印象で、せりふ回しもよく覚えています。
今回は、京屋のおじ様のやり方のとおりにやりたい。」
と語っています。

猿之助さんの初お目見得は、
「義経千本桜ー渡海屋・大物浦」の安徳帝、
このときの典侍局が先代雀右衛門丈だったそうです。

前半は娘お安として、後半は帝として長く舞台に出ており、
台詞もあり、子役としては難役のうちに入ると思います。
わずか4歳でこの役をなしおおせたとは、
さすが猿之助さんです。