今日26日は、團菊祭五月大歌舞伎千穐楽。

私は月初めに、昼の部を観劇。
失礼ながら、
あまり期待していなかった「寺子屋」、
思いのほか良かったです。

戸浪の梅枝さんがいいのは想定内でしたが、
想定外に良かったのが松王丸の海老蔵さん。
以前から気になっていた声の出し方ですが
今回は、すんなりと耳に入ってきましたし、
子を思う親の気持ちがきちんと伝わってきました。

松緑さん、菊之助さんとのバランスも良く、
いよいよ彼らの世代が中心になっていくのだな…
と思わせました。


(こちらは、歌舞伎座ギャラリーに展示してあった、
「寺子屋」の舞台。涎くりの机です。)



また、久々の上演の「十六夜清心」、
たっぷり楽しめました。
ほかの役者さんでも見てみたい…
清心は、染五郎さん、松緑さん、
勘九郎さんもいいかも知れません。

今回を機に
もっとたびたび上演されないかしらと思います。



今回の團菊祭は何と言っても、
菊之助さんの長男和史くんの初お目見得。

25日間舞台に上がり、
2歳なりにどんなことを感じたのでしょうか。

今後、両祖父や父の舞台で、子役として
経験を積んでいくことでしょう。

昨年、お目見得を済ませた
海老蔵さん長男のかんげんくん、
来年初舞台を控えた
勘九郎さんのお子さんたちとも同世代。
楽しみです。