年が改まり、はや1月近く。
1月から年度末の3月までは、
時が過ぎるのがなぜか早く感じます。
お正月の歌舞伎各座も
今日が千穐楽のところが多いようです。

***6日に見た歌舞伎座昼の部の観劇メモです。***
「廓三番叟」
片岡孝太郎さんの傾城、風格がありました。
11月の「御所五郎蔵」の逢州もそうでしたが、
傾城の衣装や鬘に負けない華やかさを感じました。
2月は「源太勘当」の千鳥、
3月は「俄獅子」、「団子売」と歌舞伎座出演が続き
楽しみにしています。
中村種之助さんの新造、
踊りが好きなのが伺えます。
楽しそうにふんわりと踊っていました。
普段は立役の比重が多いですが、
今後女形としての活躍もあるのかもしれません。
市川染五郎さんの太鼓持 。
染五郎さん、夜の部では「直侍」です。
テレビで少し中継されましたが、
やはり劇場で見てみたかったです。
5月にはラスベガスでの公演を行うとの
発表がありました。
その他の出演がまだわかっていませんが、
楽しみにしています。
「鳥居前」
中村橋之助さんの狐忠信。
火炎隈がよく映えて、立派な姿でした。
勢いや鋭さよりも、
おおらかな味わいがあるのが
橋之助さんの持ち味なのだと思います。
秋には芝翫襲名です。
長く活躍してほしいと願ってやみません。
「石切梶原」
よく上演される演目で、
中村吉右衛門さんの梶原平三、
中村芝雀さんの梢、
4年半前に、新橋演舞場で見たのと同じ配役。
当然ですが、安心して見ていられます。
吉右衛門さんには余裕が、
芝雀さんには艶やかさが
さらに加わったように感じました。
悪役赤っ面の俣野という憎まれ役を、
中村歌昇さんが思いきって演じていました。
父、又五郎さんや、師と仰ぐ吉右衛門さんと
同じ舞台に立てるのは幸せなことですね。
「茨木」
坂東玉三郎さんの真柴実は茨木童子。
片腕が切り取られているという設定で、
片腕を隠したまま踊るのは
技巧的に難しいことでしょう。
美しく、格調高く踊っていらっしゃいました。
とは言え、お正月公演の玉三郎丈ですから、
もう少しきれいなものがよかったかな…
渡辺綱は尾上松緑さん。
前半こそ動きが少なく風情だけで見せますが、
後半の立ち回りでは、長袴をさばき
見事な身のこなし。
幕切れ、茨木童子を取り逃がしての見得が
立派に決まっていました。
1月から年度末の3月までは、
時が過ぎるのがなぜか早く感じます。
お正月の歌舞伎各座も
今日が千穐楽のところが多いようです。

***6日に見た歌舞伎座昼の部の観劇メモです。***
「廓三番叟」
片岡孝太郎さんの傾城、風格がありました。
11月の「御所五郎蔵」の逢州もそうでしたが、
傾城の衣装や鬘に負けない華やかさを感じました。
2月は「源太勘当」の千鳥、
3月は「俄獅子」、「団子売」と歌舞伎座出演が続き
楽しみにしています。
中村種之助さんの新造、
踊りが好きなのが伺えます。
楽しそうにふんわりと踊っていました。
普段は立役の比重が多いですが、
今後女形としての活躍もあるのかもしれません。
市川染五郎さんの太鼓持 。
染五郎さん、夜の部では「直侍」です。
テレビで少し中継されましたが、
やはり劇場で見てみたかったです。
5月にはラスベガスでの公演を行うとの
発表がありました。
その他の出演がまだわかっていませんが、
楽しみにしています。
「鳥居前」
中村橋之助さんの狐忠信。
火炎隈がよく映えて、立派な姿でした。
勢いや鋭さよりも、
おおらかな味わいがあるのが
橋之助さんの持ち味なのだと思います。
秋には芝翫襲名です。
長く活躍してほしいと願ってやみません。
「石切梶原」
よく上演される演目で、
中村吉右衛門さんの梶原平三、
中村芝雀さんの梢、
4年半前に、新橋演舞場で見たのと同じ配役。
当然ですが、安心して見ていられます。
吉右衛門さんには余裕が、
芝雀さんには艶やかさが
さらに加わったように感じました。
悪役赤っ面の俣野という憎まれ役を、
中村歌昇さんが思いきって演じていました。
父、又五郎さんや、師と仰ぐ吉右衛門さんと
同じ舞台に立てるのは幸せなことですね。
「茨木」
坂東玉三郎さんの真柴実は茨木童子。
片腕が切り取られているという設定で、
片腕を隠したまま踊るのは
技巧的に難しいことでしょう。
美しく、格調高く踊っていらっしゃいました。
とは言え、お正月公演の玉三郎丈ですから、
もう少しきれいなものがよかったかな…
渡辺綱は尾上松緑さん。
前半こそ動きが少なく風情だけで見せますが、
後半の立ち回りでは、長袴をさばき
見事な身のこなし。
幕切れ、茨木童子を取り逃がしての見得が
立派に決まっていました。