11月もあと少し、
各劇場では千穐楽を迎えました。


歌舞伎座顔見世大歌舞伎
十一世市川團十郎五十年祭

十一世の曽孫 勸玄くんの初御目見得、
無事25日間を勤めたようです。
これからどのような子役時代を過ごすのか、
どんな役者になっていくのか、
2歳の今の姿からはまだ想像できません。

この公演では、
尾上菊五郎さん、片岡仁左衛門さん、松本幸四郎さんといった
今の歌舞伎界でトップの方々の演目が並びました。
同じように、
息子世代である市川染五郎さん、尾上松緑さん、市川海老蔵さんも
それぞれの演目で大きな役がついてきました。

ゆっくりと、しかし大きく変わっているのだな…と
実感した月でした。




新橋演舞場のこちら、
10月、11月のロングラン公演も、昨日25日が千穐楽。

歌舞伎と「ワンピース」、
1年前に聞いたときには
そんなことができるのかな…という気持ちでしたが、
コミックの中の世界観を、
歌舞伎の様式でたくみに表現していたようです

今後、来年3月は大阪松竹座、
4月は博多座での公演が続くようです。

猿之助を襲名してはや3年半、
不惑の年を迎えるようです。
「市川猿之助」として一門を率いていく重責、
新しい取り組みへの期待など大きいかと思います。
しかし、たまには同世代、あるいは先輩の役者と組み、
古典作品を見せてほしいなという希望があります。