
これは夏におまいりをしたときの、浅草寺宝蔵門。
奥に五重塔も見えています。
先日、新春の浅草歌舞伎公演の演目と配役が発表されました。

出演者は、尾上松也、坂東巳之助、坂東新悟、中村米吉、
中村隼人、中村国生、そして、中村錦之助さんが上置きになっています。
若手の中では松也さんは30才になったようですが、
その他の皆さんはまだ20代、
まだ「花形」とも言えないくらい、超若手の皆さんです。
演目を詳しく見ていきます。
昼の部

「三人吉三」
隼人さんのお嬢吉三は驚きです。
ニンに合わないように感じました。
とは言え、まだ若く大役の経験も少ないですから、
ニンというものはまだこれから決まってくるのかもしれません。
「土佐絵」
これは舞踊のようですが、どんな演目なのでしょう。
巳之助さんと新悟さんの共演が楽しみです。
「源氏店」
米吉さんのお富、
彼のこのところの活躍ぶりを見ていると、
こういう仇っぽい雰囲気も出せるかもしれません。
夜の部

「毛抜」
粂寺弾正に巳之助さん、
おおらかな雰囲気が出せそうです。
新悟さん巻絹との、「びびびびびー」の からみも楽しみです。
「義経千本桜ー川連法眼館」
静御前は新悟さん、
古典演目での大きなお役は初めてなのではないでしょうか。
新春浅草歌舞伎、
まだどの色にも染まっていない若手役者たちが
今後どんな風に染まっていくのか…
その第一歩となる公演です。