稚魚の会・歌舞伎会合同公演、
5日間の公演で、今日が千穐楽です。


毎夏行われている
この公演を見に行くのは初めてです。


演じるのは、国立劇場の歌舞伎俳優研修の修了生など、
歌舞伎の家の門弟として、
普段の公演では脇役や裏方を担当する役者さんたち。


中村芝のぶさんが、「本朝廿四孝―十種香」の
八重垣姫という大役を演じます。



堂々と演じていらっしゃって、安定感がありました。
声もきれいでよく通り、
重い打掛を着ての動きも美しかったです。

腰元濡衣は中村京珠さん、
武田勝頼は大谷桂太郎さん、
勝頼と八重垣姫が寄り添い、
上手で濡衣が扇を取り出しあおいでいるという
クライマックスのシーンでは、
3人で美しい絵のように見えました。


公演パンフレット

役々の衣装の模様が楽しいです。


国立劇場小劇場、
座席は1階の(と言っても1階までしかありませんが)最後列。
こじんまりした劇場ですので、後列でも見にくいことはなく、
むしろ舞台全体が見渡せてよかったです。

都合で、「素襖落」までの観劇。