明治座 五月花形歌舞伎

明治座の5月と11月の歌舞伎公演は
定番になりつつあるようです。


いろいろな劇場で
歌舞伎が見られるのはうれしいです。

猿之助さん人気か、
中車さん人気なのか、
平日にもかかわらず切符が取りにくく・・・
珍しく1等席での観劇になりました。

昼の部を見ました。



「男の花道」
演目やあらすじは何となく知っていても、
見たことのないお芝居でした。

歌舞伎としてはこれまでに、
坂田藤十郎さんが演じましたが、
他では、長谷川一夫、大川橋蔵といった
往年のスターが演じたようです。

猿之助さんは5年前、亀治郎時代に初めて演じ、
今回は再演だそうです。


男どうしの友情物語というベタな展開(ごめんなさい…!)、
何となく苦手意識があったのですが、
見てみたらとても楽しめました。

術後で目の見えない加賀屋歌右衛門が稽古をする「袖萩祭文」、
劇中劇の「櫓のお七」、
男女蔵さんが踊る「かっぽれ」、
フィナーレの「老松」、と
歌舞伎ファンの心をくすぐるものが
ちりばめられています。