公園の土手に咲いていました。

ハルリンドウ? フデリンドウ?
はたまたコケリンドウというのもあるらしく…
花だけでは見分けがつきません。

花の根本の葉のつき方で、
違いがわかるようです。

山野草の雰囲気がある草花に
この身近な公園で出会えたことに驚きです。
やはりこの公園、何かあります。

この公園、現在は公民館や図書館がある町の施設、
数十年前は中学校が建っていました。
そしてもっと以前、江戸時代には城があったそうです。
ですからこの植物が多く見られる土手は、
城の本丸のお堀跡なのです。

公民館や図書館が整備されたときに
お堀はコンクリートで固められ、
土手の外側は植栽されましたが、
土手の上と内側は自然が残っているようです。

長さにしてわずか数十メートルほどの土手ですが、
スミレだけでもタチツボスミレ、アオイスミレ、
アカネスミレ、マルバスミレと4種確認しました。

外来種に押されがちなタンポポも
在来種やシロバナタンポポが咲いています。

これまで除草剤を使わず
手作業で下草刈りが行われてきたことにより、
昔からの植物が保護されているものと思われます。