左利きになる理由には諸説ある。ひとつは遺伝説。しかし、これは一卵性双生児でも一人は右利き、もう一人が左利きになる子供がいることで信憑性が少ないとされている。
もうひとつは、利き手が決まる3~4歳くらいまでに左手を使うことが多かった子は左利きになるという環境説。さらには、胎内での成長過程もしくは出産時に何らかの原因で左脳を圧迫する事態が発生し、その左脳のはたらきを補うために右脳が活発になって左利きになるという説もある。
だが、現在のところ、どの説が有力とも言い切れないようだ。
ただ、左利きの場合、脳の作りが右利きと違う人がいることは解明されている。なぜなら、左利きの人の脳は、次の3種類にわけることができるからだ。 |
| 《左利きの人の脳の種類》 |
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右利きの人の脳とあまり変わらない |
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左右の脳が反対になっている |
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言語能力(右利きでは左脳)や空間能力(右利きでは右脳)が左右両方にある |
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右利きと変わらない場合や左右の脳が反対になっている場合は、単に利き手が違うだけともいえる。だが、言語能力や空間能力が左右両方の脳にあるケースでは、右利きの人よりも、左右両方の脳を使う頻度が高いと言えるだろう。これは統計的にも実証されており、話をするときに主に左脳だけを使うのは、右利きの大人の場合90~95%なのに対し、左利きでは約60%と少ないのだ。つまり、左利きの人の残り40%の多くが、左右の脳を駆使して話をしていると考えられる。 |