住宅ローン変動金利か固定金利かを選ぶ時に知っておきたいこと(3) | 横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」

横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」

相談実績1700件超の実務家FP平野雅章が、住宅ローン・火災保険・生命保険の不思議な常識に立ち向かい、リアルな選び方をお伝えします。

前回の記事で、景気が悪くても金利が上昇する、「悪い金利上昇」というのがあると書きました。

悪い金利上昇はどのような時に起こるのでしょうか。
現在、原因となりそうなことは、主に2つあると思います。

1つ目は、新興国の成長です。エネルギーや食糧が需要の高まりにより価格が上がり、これらを輸入に頼る日本でも物価の上昇が起こり、金利の上昇につながるという流れです。

2つ目は、日本の財政悪化です。日本の財政再建が進まず、金融市場で日本国債に対する信頼性が低下すると、利回りを上げなければ売れにくくなります。10年物国債の利回りが上がると、住宅ローンの長期固定金利型や長めの固定金利選択型の金利も、連動して上がります。 

固定期間の短い固定金利選択型や、変動金利型の金利は短期金利に連動し、国債利回りの上昇と直接連動はしませんが、国債の信頼性が低下し価値が下がれば、為替が円安になるリスクがあります。円安の結果、食糧やエネルギーの輸入価格が上昇し、物価が上昇すれば、短期金利の上昇につながる可能性が高まります。そうなれば、住宅ローンの変動金利型の金利の上昇も避けがたくなってきます。

ここで挙げた2つは、すぐに起こることではないとしても、いつかは起こる可能性が充分あると考えられます。住宅ローンは25年や35年といった長期間借り入れるものですから、その間に金利が大きく上昇しても何ら不思議はありません。住宅ローンで変動金利か固定金利かを考える時には、金利は上がることを前提にしてみてください。

全員が固定金利にするべきということではありません。金利の上昇に耐える余裕があるかを試算した上で、金利タイプを選んでほしいのです。

住宅ローンの相談は横浜FP事務所まで