大きなデメリットとして、利回りが長期固定になることを挙げましたが、実は低解約返戻金型終身保険の商品にも、積立利率変動型というタイプがあります。これは、市場金利の変動を取り込むもので、市場金利が上昇すれば一定の基準により解約返戻金も増えるというものです。"変動"といっても、通常のタイプと同程度の解約返戻金が最低保障されていますので、低解約返戻金型終身保険の現在のデメリットを補強するタイプと見ることができます。
また利差配当付というタイプも、保険会社が予定した運用利率を上回った場合に配当金を出してくれるので、積立利率変動型に近い効果があります。解約返戻率(支払った保険料に対する解約返戻金の比率)に大差がなければこうした商品を選びたいですね。
また、低解約返戻金型終身保険と低解約返戻金型定期保険を比べると、保険料払込終了後の解約返戻率は一般に定期保険の方が高いのですが、基本的には積立利率変動型や利差配当付はありませんので、終身保険に比べて有利とは限りません。
従って、個々の商品の解約返戻率を比較した上で、終身保険にするか定期保険にするか、あるいは、積立利率変動型か利差配当付、または無配当かは、保険料払込期間の長短も考えながら、総合的に判断することになります。
もちろん、学資保険の払込保険料に対する満期金の返戻率とも比較すべきなのは、言うまでもないですね。
実際の私の個別相談では更に、ネット銀行の積立定期預金や一時払を検討するのであれば社債、国債、サムライ債等とも比較し、相談される方に適したものをアドバイスしています。