おわかりだろうか。画像中心に写るモヤのような白い人影を。ここは水道橋にある老舗の遊園地、高台にある広場である。筆者はここにあるシアターに機材のメンテナンスのために昨日の昼頃に訪れたのだが、いきなり「タンパク質があぁぁぁぁあっ! タ、タンパク質があぁぁぁぁぁあっ!!」との声にただならぬ狂気を感じて振り返るとそこには……施設の方向を示す柱の影に怪しい二人の姿があるではないか。
旋律を覚えた筆者は思わず周りを見渡したのだがそこには平日の遊園地らしく閑散としていて缶チューハイを呑みながら競馬新聞に首ったけのおっさんとコンビニ弁当を食べる老夫婦、それに居眠りするルンペンだけではないか。恐怖に駆られた筆者は、思わずその白い二人の影を凝視してたのだが何やらゴニョゴニョ呪文のようなことを唸っては小さい方の影が大きい方の影を平手で叩いて「ありがとうございました!」と叫んでは「はい、どうも!」と言いながら手を叩いてお辞儀するのだ。しばらくすると再び「タンパク質があぁぁぁぁぁあ! タンパク質があぁぁぁぁぁあ!!」と狂気の雄叫びを上げるのだ。漫才の練習ならもっと堂々とやれよ。なんなら路上ライブの勢いでやんねーとダメだぞ。だから関西に持ってかれんだからもっと頑張れ!