
江戸川区小岩にスタジオを構えるピストバイクのフレームビルダー、
”Kiyo”のブランドで有名な宮沢清明巨匠なのだ。
ここは江戸川区篠崎文化プラザの展示ギャラリーで、
現在「モノづくりのモノ語り」ってな、
いまいちタイトルのセンスに疑問を感じる企画展示に寄ってきたのだが、
企画展示ギャラリーはずいぶんとスカスカなのだ。
日本で最初のプラモデルの開発とか、
木彫りの看板がどーとか、
所詮東京の極東の片田舎だから大田区の町工場集合街とくらべると、
バリエーションと作り物の面白さに欠けるのだ。
んでもって同じフロアの図書館エントランスに展示されてる、
チャンスがあれば一台欲しい”Kiyo”ピストバイクなのだ。

一度宮沢巨匠のスタジオをたずねたことがあって、
「サイクル・モードでピストを試乗したらすごく面白かったので、うかがいました」
「みなさん、そうおっしゃいますね。
それに余分なパーツがないから割とお手軽なお値段ですし」
「それで、なるだけ太いタイヤが履けるピストが欲しくてお邪魔したのですが」
「現在競輪選手のオーダーが詰まってまして、お受けできないんですよ」
っていわれたのだが、スタジオのギャラリーには”Kiyo”以外の、
一般的なメーカーのピストも売ってたから、
それで太いタイヤが履けるもののつもりだったのだが、
やっぱしフレーム・ビルダーだからオーダーメイドだと思ったらしいのだ。
そりゃあ”LEVEL”や”SURLY”とかピストのロードバイクで、
異形なほど太いタイヤが履けるのはあるのだが、
おれはスペシャル好きだから、
ギターでもなんでも一生付き合いたいモノには特注したいのだ。
それも単純にメジャーなメーカー、ブランドじゃなくて、
知るヒトが見れば良さがわかる、
本当の本物がいいのだ。
おれは人間がインチキだからな、
そこらへんを補うのだ。

