今日は安っぽい日本を愛してやまず、日本一安っぽい歌で不条理な挑発を繰り返し、享年58歳のぎりぎりまで精神年齢16歳を貫いて色んなことをチャラにしちゃおうとか企てたに違いない、精神年齢18歳のとあるロックンローラーの命日なのだ。こんなGW真っ只中で逝ってしまおうってーのは狙ったよな、絶対目立つしな。

”トランジスタラジオ”を始めて訊いたのは高校一年、RCサクセションを知って間もない頃なのだ。趣味が悪いメイクとファッションと変な声のくせに歌詞もサウンドも軽くて安っぽくてどーしちゃったの? と思ったものなのだ。そもそも授業中にあくびするもなにも授業なんか出てなかったし、屋上や陽の当たる場所とかバレやすいとこよりも日陰でジメジメしてる場所でコソコソとタバコ吸ってたし、話題といやあホットドック・プレスやポパイのアメカジファッションや女ナンパマニュアルとか、他には皆で銭出し合うのはいーとして、通信販売の高級エロ本エロテープとか誰の住所に送ってもらうんだよ、おら。そんなのばっかしで、そもそも”トランジスタラジオ”そのものが時代錯誤だったのだ。そーゆー意味ではおれのとっての忌野清志郎原点の曲なのだ”トランジスタラジオ”。
今年44歳になるおっさんのおれは、メッセンジャーバックのストラップにベルクロでラジオを貼り付けて、生でガンガン鳴らしながら自転車に乗ってるのだ。おれの場合”トランジスタラジオ”の良さがわかるまで、少々時間がかかったみたいだ。