やってくれるよな三池崇史監督は。もともとはガッチャマンを映画化するプロジェクトだったらしーのだが、良くも悪くも竜の子プロ独特のセンスが光るガッチャマンを実写映画にするにはハリウッドでも空前のヒットとなったバットマン映画、ダークナイト並みのヘヴィでハードな脚本とそれに見合った予算とスタッフがなければ、底が知れてる映画にしかならないし、今の日本映画界では無理な現実を指摘し、タイムボカンシリーズなら外国でもウケるんじゃないかと提案した三池は正しいと思うのだ。
はっきし言ってヤッターマンにはドラマないのだ。強いていえば博士の娘が持っているドクロストーンの一部を奪い合う闘いに、ドロンジョとヤッターマン1号のラブロマンスが挟まる程度で、あとはお馴染みのメカ合戦とドクロベェのギャグに終始させるのだが、これでいいのだ。面白いもん。あとはね、とにかく世界観が面白いのだ。ここまでくだらねーことをきっちりと映像で創りあげるとは、お前ら呑みながらプロットや脚本練ったろ。毎日酒臭くしてスタジオ入ったろ。これだけバカバカしいのは久しぶりなのだ。
そうだ、フカキョンのドロンジョは完璧だったな。あれがハリウッドオファーのアンジェリーナ・ジョリーだったら、まあそれはそれで観たいのだがフカキョンで意外な正解が出たのだ。あまり漫画キャラに似せたキャストよりも、ちとずらしたほうが実写に深みが出るのかもな。こち亀はやりかたそものもを間違えてるけど。それを言っちゃあ、デビルマン、キューティーハニー、鉄人28号とか無茶苦茶で最悪だったのだが、どれも漫画を忠実に意識してるのは当たり前として、監督のてめーの映画作品としてのエゴが出たな。デビルマンはデーモン一族と闘って街を壊しまくるのが観たかったんだよ。キューティーハニーはエロいコスプレが見たかったんだよ。鉄人28号は、なんだっけ、もう覚えてねーのだ。あ、ずいぶん前にスマップがCMで夜の渋谷を駆け抜けるガッチャマンをやったよな。あんときは東映で映画化の企画が盛り上がったとか編集のやつに聞いたぞ。やんなくてよかったな。東映じゃ無理だろ。
ヤッターマンは漫画に忠実なバカ映画に徹した三池監督が正解なのだが、でも他にも正解がたくさんあるのがこの世界なのだ。
したらにゃーっ、次のほかの正解を探して再び旅立つのだにゃあう。にゃあああああああああっ! たまに光線だしたら鼻の頭を焼けどしたのだにゃあ、ひゃあああっ。