巨大蒸気機関車後方にあるボイラーへ水をくみ上げるポンプのハンドルを線路に落としたイラン人の機関助手が慌てているのだ。おれは冷静にブレーキのハンドルを閉めてボイラー室に向って階段を下りるのだが、その階段と階数が多くてだんだん公団アパートの建物を駆け下りていくことになって、よそのお茶の間にお邪魔してからおかしいことに気づいて夢から覚めたのだ。
焦ったな、寝汗で背中がびっしょりなのだ。未だにこんな夢を見るのは昔から強迫神経症の気があるってーのと、蒸気自動車の窯焚きをしていたからなのだ、きっと。一番最初の写真はウイニー号ってな小型蒸気自動車で、蒸気の時代が終わってからは蒸気機関だけが目的で、要は田舎での発電とか脱穀とかが目的で使用されていたのを発掘して輸入したのだ。右端に写っているおれ、まだ十代で少年Aのころのバイトのせっちんがみずみずしいだろ。
んでもって、次の写真は前の写真の十年後なのだがマニアにはたまらないペンデル・プリンセス号で、巨大でチャラチャラした装飾は移動遊園地のメリーゴーランドを回す動力に使われていたからなのだ。いわゆるスチーム・ゴーランドってやつだな。
写っているおれはこの会社に就職したにもかかわらず、ツナギ姿のラギッドで一応英国だからギンガムチェックのハンチングとか被っているのだ。
蒸気自動車はウイニー号もペンデル・プリンセス号もイングランド製だったのだが、写真のウイニー号は埼玉のどっかで、写真のペンデルは福井県のショッピングセンターのイベントだったか。
話せばおれと蒸気自動車の付き合いやトラブルはかなあり長くなるので割愛させてもらうが、随分前に書いた、同じくおれが溺愛していて調律やプレイしていたストリートオルガン・ルイ16世の宣材写真が出てきたので、ケータイで又写して載せてみるのだ。
中央には360本の笛と、向って右側には小さいながらも一応ベードラとシンバル、左側にはスネアがドラムロールするのだ。
フロントのお人形さんは手に持ったベルをチンチン鳴らすだよ。
えーと、これはフランス製だったか。
他にもド派手なオランダ製ストリートオルガンもあったのだが、やっぱしこのルイ16世が日本人好みなのだ、にゃあ。
今晩訪れたにゃーにゃはチャチャ、ムタ、クロ助だけで、タロとコタロは玄関で帰ったのだ。
ムタ、みんなとなかよくしてね。