作品に興味はあるが監督に興味はないのだよ、基本的には。
だが日本映画、それもタレント監督に嫌気がさしてきたのだね。
んなもんで、申し訳ないが一言いわせてもらおーと思いまして、みなさんご機嫌いかがですか? 本日も良いお日和であいすみませんが、おれがのたまうことにお付き合いいただくことにする。
松本人志は虫になっちまったな。
ヤツは『シネマ坊主』なる映画を評論した本を出していた。
だから、映画評論家が映画監督になっちまったのだ。
お笑いの観点とかタレントの評論だからとか、んなこたぁ知らねー。
公に二冊も評論本を出したからには、そのセンスは公に認識されるのだな。
するってーと、昆虫学者だったヤツが虫になったのと同じことで、虫眼鏡で観察してたヤツが、何か勘違いして観察される立場になっちまった、ってなことだ。
『シベリア超特急』の水野晴郎はその虫の先輩にあたるのだが、『シベ超』が出た頃はけちょんけちょんにけなされ、虫が撮った虫けらどーぜんの虫映画とコキ下ろされたが、少ししたらカルトな人気が出た。
んでもって、カルトを確信犯的に意識して監督した『シベ超』は2・3・4・5作品まで作られて、6は舞台でやったんじゃなかったか? 間違ってたらすまん。
恐るべしだな、水野晴郎。
まさにゲイに捨てるとこ無しだな。
北野武には、代表作はあるのか?
おれは『その男凶暴につき』が大好きだが、あれはおれが尊敬する故・野沢尚史が脚本だし、うろ覚えだが深作欣二監督が元々決っていたが、諸々の事情で下りたってんで、武にテレビと同じ感覚でいいから撮ってみろって、できた映画だ。
そりゃあ、レベルが高い映画に決ってるよな。
四六時中映画のことばっかし考えいるプロフェッショナルが、プライドをかけてお膳立てし、下りる下りないと揉めた作品だからな。
『座頭市』は外国の映画祭で評判だったらしいな。
おれのダチも面白いっていってたのだ。
んでも、勝新太郎の『座頭市』は観ていないってーのだよ。外人も。
んなバカなことがあるかってーの。
カップ焼きそばは美味いな、さすがだよ。でもちゃんと焼いた焼きそば食ったことねーってのと同じぐらいバカバカしいことだ。
死んでしまえ。
おれは映画が大好きだ。
最近撮ってないが、Vシネマの撮影にはよく参加していた。
ビデオからDVDになって、セル単価が落ちたのでそれが撮影予算に影響している。
要はカネがでないから最近は撮れないのだ。
でも世話になっている監督とは、四六時中映画のことを考え、話し合っている。
いい大人が殺しの方法やバケモンの姿形やエッチなことを大真面目に語り合っているのだよ。
脚本だけは一杯あるぞ。
いいたいことが一杯ありすぎて長くなってしまうな。
これくらいで勘弁してやろう。
がんばれ日本映画。いや、ヘンな方向に向かうならとことんヘンな方向へ向かえ。
そんな作家がいいてもいいのだ。
ただ、ヘンな方向はセンス・オブ・ワンダーなのだよ。
独りよがりになるな、いい気になるな。
完成した映画は監督やプロデューサーや脚本家のモンじゃないのだ。
客のモンなのだよ。
わかるだろ、表現者ならよ。