プロペラ
僕がこうして生きていることに幸せを巡らそう
僕が今みつめている事にパッチリと見開いていこう
飛行機のプロペラの音がなぜだか好きだ ジェットとは違って 扇風機とも違って
子供の頃、プラモ少年だった僕は飛行機となるとジェット戦闘機よりプロペラ機に愛着を感じた
なぜだろう?
指を差しながら再度計器のチェックをした上でエンジン始動のスイッチを押し、少しずつ回転を速めていく
プロペラの音が異常にうるさいが
瞳を閉じたらすぐに着いてしまいそうな 黙っていたら忘れ去られそうな
そんな道程を僕は旅立っている 僕は寄り道をしているのかも
ブーン
過ぎ去っていく時の光の中を安息の地へ向かって羽ばたいていくような 薄れて無くなっていくような
不思議な世界の中に頭の中が錯綜する 回転する回転する回転する
今度はどこへ飛び立つのだろう? ただ帰ってくるところは同じ場所のような?
僕がこうして生きていることに幸せを巡らそう
僕が今みつめている事にパッチリと見開いていこう