バッテリー
大変だ!!バッテリーがあがりっぱなしなんだ!!
大変なんだよ!!バッテリーがあがってエンジンかからないよ!!
JAFでも呼べばいいのか? ホントの心の迷いなのか?
じっとしてれば正気に戻るかな? 黙ってれば元に戻るかな?
照り返しが激しい残暑の時期 僕は充電器と睨めっこしながら、何度も確認していた
汗は流している 手も薄っすら黒くなってきてるよ
でもエンジンはかからない関わらない戻らない
ゆるーいセルの音だけが辺り一面に鳴り響いてるだけ
あー悲しいかな!!
「もう寿命なんじゃん?!」
「潮時ってなーい?!」
「電気系統に問題ありそうかもね」
「プラグかぶってない?」
人の声が僕の耳に入っては夏の暑さと共に通り過ぎていく
過ぎ去っていく記憶をどうやって思い出せばいいのだろう?
今日も僕を煽るかのようにアブラゼミが喚き散らし
太陽と風の神様が己の威信と名誉をかけて僕を攻め立てる
だが今日もエンジンはかからない そして今日もエンジンはうわの空なのか?