暴れ太鼓
暴れ太鼓が僕の心を躍らせる
暴れ太鼓が僕の中に潜んでは弾けて飛んでいく
真っ暗な街の中を音がする方向へと足は向かっている
真っ暗な瞳の中を撥で揺れたしぶきが僕の所にも飛んでくるようだ
ようやく辿り着いた場所にはカキ氷があり 焼きソバがあり 金魚掬いありで 祭りを演出する舞台は全て揃っていた
一年に一度お披露目の時 どれだけ手にマメを作り どれだけマメが破けて吹き飛んだことか?
開口一番!!畳み掛けるように太鼓の音が鳴り響く
開口一番!!喧騒が掻き消されるように太鼓の音だけが僕の耳で騒いでは飛び散っていく
しだいに僕の耳には飽き足らず太鼓のヤツは ついには僕の心臓まで侵し始めていた
僕の心の知らぬ間にというわけではなく 大胆に且つ積極的に波状攻撃を仕掛けてくる
暴れ太鼓よ 僕を狂わせては消えてなくなるのか?!
暴れ太鼓よ 僕をどこかへ連れて行き 途中で置き去りにしていくのか?!
太鼓と共に僕の迷いも消え失せるのだろう
太鼓と共に僕のうねりも終息に向かうだろう
素晴らしい競演と共に 華やかな拍手喝采と共に