ATHLETIC MEET 2
「パーン」
フィールドに銃声が鳴り響く
フィールドに銃声が鳴り響く
各者思い思いの信念を持ちながら一斉にスタートした10月
少しばかりかつての栄光に余裕の顔を見せていた自分
スタートから第一第二コーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
悪くない悪くない悪くない
「いける。いけるぞ!!!」
かつては勉強しないでトラックを夜になるまで走り廻ったっけ?
強豪相手に気後れすることなく有終の美を飾ったっけ?
「凄い凄いよ!!」
「お前も案外やるな。」
「見直しちゃった。」
賛美の華に思いっきり寝そべってたあの頃
驕り高ぶるヤツには制裁という非情の手段が与えられる時もあるという
それは第3コーナーで起こった
コーナーを曲がりきる瞬間、誰かに足を引っ張られたような気がしたが最後
砂の荒野にキスをした
終わった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな気がした 時計が止まった瞬間だった
自分の視界が360度回転したのがわかり、簡単に答えを出してしまったんだ
いや、違う。違うんだ!!!
勝敗にこだわってなんかいなかったんだ!!
右足に勲章を背負いながら再起をかけ、自分は重い腰を上げた
純白の明日というテープがまぶしく、そして遠く感じながら、また一歩走り始めた自分
まだいける。やれるぞ
まだいける。やれるんだ