タッチの差で僕は野良犬を見逃した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・HAHAHAHAHAHAHAHA
HAHAHAHAどこまで歩いてるのか?疲れて量ることも出来やしない。かといって足を止めると死んでしまいそうで、止まる事も出来ない。
”人間てのは、何も飲まないと声を出すことにも一苦労な動物なんだな”と初めて実感したが。それにしてもノドが渇いた。
なんかこうキャップを開けた瞬間シュワーっと泡が僕の瞳全体を潤し、ゴクゴクゴクとノドを鳴らしながら、僕の心も潤してもらいたいものだねまったく!!
グッタリとしながらも辺りを見渡すと、なんと幸か不幸か目の前に自動販売機があるではないか!
”なーんだこんなところに。ハハァーン馬鹿だな俺って”
心の中で考えるのも体力の消耗だろう?僕は自販機の前に立ち、ポケットから小銭を取り出して自販機に入れ、ジュースのボタンを押した。ところがマシーンは”お金が足りません”と言いやがる。
”ムカつくよ!!”マシーンに足元みられてやがる。しょうがない背に腹は換えられないんで仕方なく、なけなしの万札を入れ(自販機に万札なんて入ったっけ?)、「FREEDOM」という缶ジュースのボタンを押した。そこで返ってきた答えがまたも”金額が不足してます”だった。1度ならず2度までも。天は我を見放したか?ふざけんなよ!!キレて、わずかな力を振り絞ってマシーンを蹴ったが、音沙汰なし。”チキショー。ノドが渇いてなければ半殺しの目にあわせていたのに。”仕方がない。まだ金あったっけ?自分の身体全体を手探りに触り始めた。無いモノはない。やっぱりなかった。
ふと前の自販機を眺めると、姿形も無くなっていた。おかしいと思いながら、廻りを見てみると自販機が全速力で逃げているのが見えた。”おい、マジかよ!!マシーンも泥棒すんのかよ!!””おーい、待てよ。ばかやろう!!”すでに立って追いかけることも出来ず、這いつくばって自販機との距離を縮めようとしたが、ただ一向に縮まる気配が無い。金を取り返したいのか?ノドを潤したいのか?自分でもわからないまま、やみくもに力の許す限り追いかける。追いかける。HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
HAHAHAHAHAところで”FREEDOM”というジュースはどんな味がするんだろうね?HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・