人生の中で天の配剤、神の悪ふざけともいえるほんの一瞬の輝きを見せてくれた時代も筆者にないでもない。
東京にいた頃、若気の至りで某編集プロで雑誌の編集の下請けの仕事をしていたことがある。
その中で今となってはウソのようだがホントのハナシとして勤め先のホームパーティーで『スペクトルマン』の一峰大二先生をタクシーに同僚と同乗してお見送りしてそのままお宅に泊めていただいて御馳走になったこと、吾妻ひでお先生の原稿取りで保谷の無気力プロでカンヅメになったこと、モンキー・パンチ先生とのご縁といきさつはいまいち思い出せないのだが、『透明紳士』という作品の復刻で練馬のお宅にうかがった思い出がある。編集者なのに外注の下請けの仕事としてアシスタントみたく原稿にホワイト(ポスターカラーや修正液)掛けた思い出がある。なんだか恐れ多いような仕事でもあった。作品を世に生み出す造物主の端くれのような仕事をさせていただいた訳でそれなりの責任を重く受け止めたものだった。まだ右も左もわからぬ東京で当時はタフで若かったんでしょうね。『ルパン三世』などのイメージとは異なり、このころは気難しい先生という印象があった。
昔、石ノ森先生の『マンガ家入門』を読んで以来、マンガ家には挫折した元マンガ少年の苦い思い出の一部といった印象に残るエピソードだ。
そんな訳でリンクは『ルパン三世』。やはり旧作のヤマタケこと山下毅雄さん作曲のヤマタケサウンド(世代人としては『スーパージェッター』や『ジャイアントロボ』、『佐武と市捕物控』や『パネルクイズアタック25』など)が耳から離れないのです。
モンキー・パンチ先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
ルパン三世 ベストコレクション part,1
https://www.youtube.com/watch?v=1rhxPO_hWU8
2.Lupin The Third Theme 1 BGM-2 (from #6+#1)
https://www.youtube.com/watch?v=iJ5kIzvOQpw&list=PL9O-anvIG5KsNFUQSlxTzqwZktXtGyFF-&index=2