今回紹介するのは・・・







達川光男 捕手・監督






達川と言えば、珍プレー特集の番組でのデッドボールのアピールを連想する人が多いと思うが、俺が連想するのはその現役時代ではない。


『達川晃豊』の時代である。


晃豊って誰だ??? と思った世代もいるかもしれないが、古葉→阿南→山本→三村の次に広島監督を任されたこの達川光男、監督時代、『達川晃豊』と改名していた。


この頃、広島の宿舎が近く、よくサインを貰いに行っていたのだが、外出から帰った達川晃豊がファンに囲まれ、快くサインをしてくれる、と思ったら、突然達川は、買い物の袋を置き、屈伸を始めたのだ。


俺を含むファンはたじろいだが、達川は何もなかったようにサインを始めた。


すぐにわかった。持っていた紙袋は薬局の袋だったのだ。おそらく、胃薬が入っていたのだろう。


この頃の広島カープは低迷期。胃も身体も悪くなるだろう。低迷期のチームの監督の苦労と言うものを目の当たりにした出来事であった。


達川退任後、山本浩二の復帰、意外なブラウン、野村、ときて強くなり話題になり、現在は緒方監督に優勝が期待されている。


カープ女子の流行語を生んだ強いカープであるが、あの日の達川晃豊を忘れないでいたいものだ。







(敬称略)