巨人の捕手の背番号と言えば…


27?


15?


10?



世代や好みでさまざまな答えが出てくると思うが、俺が連想するのは、9番。


太陽を盗んだ男の通称ではない(わかる人いるかな)。そして村田真一を連想しているのではない。




プロ野球観戦、応援、サイン収集、それぞれが好き
■吉田孝司 元捕手



俺がイメージする巨人の9番と言えば、吉田孝司なのである。


もちろん、27番の森、15番の山倉、10番の阿部、のちの9番の村田の成績の方が上だ。


でも、巨人では27は投手のイメージが多いし、15番は山倉のあとに小原沢-河原、現在は沢村と完全に投手の流れ。10は歴代の強打者がつけ、阿部は広沢の移籍後に空いた10をつけている。


俺が初めて野球を見だした1981年、巨人の正捕手は山倉だったけど、時々出てくる9番の吉田には妙な味を感じていた。


それから、古本で新・巨人の星を読むと、第一次長嶋政権の正捕手として描かれていた。練習生として巨人に再入団した星飛雄馬がスクリュー・スピン・スライディングを敢行しようと盗塁を仕掛けた時、「あのバカ…いただきよ」と二ヤリと笑って送球。ということは、普通のスライディングだったら、刺す自信があったということ。この態度やセリフに、漫画の世界ではあるが妙な貫禄を感じてしまったのだ。


吉田引退後の9番は外国人がつけたりもしたが、56番をつけていた村田真一に贈られる。この時のインタビューで「吉田さんがつけていた…」と村田が語っていたのを見たことがある。そう、9番は巨人の捕手の目標の番号なのだ。その村田は引退まで長く9番と本塁を守り続けた。


現在は亀井、その前の清水と、捕手以外の野手がつけるようになった。個人的に、巨人軍の未来の捕手は56番をスタートに、9が貰えて一人前、というような正捕手の番号になってほしかったなぁと思うのだ。





(敬称略)