涼風に そよぐ晩夏の 山路よ
朝いちに窓を開けると、少しだけ涼しげな風が舞い込んできます。六時半より前には、子ども達が眠そうな目をしながらとぼとぼと歩いて行く姿が・・・律儀にも、ラジオ体操の会場に向かっているのでしょう・・・偉いぞ!
阿蘇の草千里にて。
残暑の残るこの季節でも、やはりここまで登ってくると心地の良い涼風が吹いていて、原っぱの草草のそよぐ姿が見られます。
よく考えてみると・・・年に一度は必ず寄り付いておる・・・写真には残ってはいないけれどもそういえば・・・この間も来んやったかね?といった記憶が蘇る。
右からでん(大分方面)左からでん(熊本市内方面)上からでん(九重方面)どがんちゃしてでん来よる・・・。
春の干し草の芽吹く萌えるような薫りも、夏空の山々にかがる入道雲の大きさも、秋の草原にひろがる茅のかげから有明のほうへ落ちる夕陽の低さも、冬の霜降りる冷たい空気から紫だった空に披ける朝日の美しさも・・それぞれが美しいのです。
火山の多い九州ですが、今の豊かな自然を作り出しているのもまた阿蘇。因みに、「阿蘇」とは「原点に返り復活する」という意味なんですって。
阿蘇山をぐるりと囲んで、中岳(九重連山)、祖母山、国見岳等と1700m級の山々が立ちはだかっていきます。九重から南下ドライブ~♪とグーグルマップだけを見て肥前国の感覚で山道を捉えていると、大概痛い目にあいます。
今回も、山にかかる積乱雲の下に潜む灰色の雲をみて・・・ありゃぁ・・と思った矢先「ドザザザザー」と雨の・・・大盤振る舞いが・・・。雲のあいだには晴れ間が見えるので、雨粒に太陽の光が乱反射して、濡れた道路まで光り輝き「なあ~んも見えん!」
山の影に入ったら何とか乱反射がなくなってよかったのですが、轟く雷鳴を聞きながら無事に宿につきましたよ・・・・。
お菓子のように可愛らしい杉の子達が並ぶ九重の山並み。
杉なみが続く緑の豊かさは、まるで絵本にでも出てきそうな世界ですが、この空に騙されてはいけない。山の行く先をしかと見よ。雲に下がる霧のような柱が見えるならば、その下部は間違いなく雷鳴轟く土砂降りだということを・・・・。
さて、先に載せた草千里・・・実は二年前の写真であります。去年寄った時は携帯の電池切れで写真ナシ! マアヨクアル事デシテ・・・
観光客の云々という話ではなくって、この・・・写真を比較してほしいと思って載せました。
2023年8月
2025年8月
撮影点が少々ズレてはいますが、見てわかりますように、下の草原一体に水が溜まっているのが見て取れます。あれ・・・ここ池があったっけ?と思うほどの水溜まりが出来ておりました。
先日の大雨の影響でしょうか?水溜まりに近づくと、澄んだ水の中を泳ぐ虫もいまして、自然の威力に驚くばかりでした。
ところで・・・何の気なしに「来よる」と使いましたが、「行く」と読んで下さい。
独特な九州弁・・・「来る(行く)」らしいです。使っているほうは気づいていない
「先生の来よらす(来よんなさる)」→先生が来ている(来られる)英語でcome
「今来よるよ」→今行ってるよ(向かっているよ)英語でgo
「そこば来よったら道の混んどって遅れたと」
(標準語訳)そこを通って行っていたら道が混んでいて遅れてしまったよ
なんかちょっとだけ他人事感を醸し出しているような気が・・・・ちゃんと自分事として言っておりますので、どうぞお許し下さいませ。



