うろんころんしてみる隊 -43ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

たくましく 生きれよ命 しまいまで

 

 

暑かろうが寒かろうが、己の適した場所にて、色々と工夫をしながら生きるもの達。

前回は懐かしく飼い猫の事を想いだしましたが、昔の人は、「猫は死期が近づいたら猫山に帰り人から隠れるようにして死ぬのだ」と言っていました。多分、人の生活と動物の生活との間に何か線引きのようなものが成り立っていたからなのでしょうね。

 

猫山って何処だろうかとも思いますが、思うに最期は人の生活の匂いがするところから離れて静かに亡くなっていたのだとも考えてみます。

 

うちの兄が生まれる前にも、家に迷い込んで来た三毛猫(メス)がいたそうです。ものすごく賢い猫で、鼠は獲ってくるものの、食卓に並べた食べ物には絶対に手をつけなかった。立場をわきまえているのか、家族が用意した食事にも「食べなさい」というまでじっと待っていたそうで。

慎重で危ないこともしないのに、兄がそろそろ生まれる・・というある日の朝、国道ばたにはねられて亡くなっていました。

 

「赤子と動物(犬猫等)は一緒に飼ったらいかん、どちらか強いほうが命を奪う」と言われていたことを、彼女はどこかで聞いていたのかも知れません。

あれだけ道路に飛び出すようなこともしなかったのに・・・人間の言う事をよくわきまえていたのに・・・恋の季節でもなく・・・まるで、兄が生まれて育つほうを選んだかのように去っていった彼女の意思を、今でも不思議に思います。

 

 

 

 

さて、夏の猛暑の頃からすれば随分とやり過ごせるようになってきました。

(初手は辞世の句を胸に)助手席に乗っていたドライブも随分と安心できるようになってきて、折角だからと祖母の眠る墓の方にお参りしていこうと思い立ちました。

「若様(倅一号)」の横に座る老中頭の小うるさいなびげぇーしょんのもと、祖母家の墓のあるお寺に寄ってみました。

 

車を駐車するために、バックを始めた一号が、サイドミラーをじっとみつめながら

「あ~・・・・アレどうしようか・・・あてる訳にはいかんよね」と呟いたので

 

??何かいる?・・・マサカ石塔には絶対駄目よ・・イヤ流石にそれはないか

 

敷地内は決まった駐車場があるわけでなく、まあ邪魔になる場所ではないし、他に誰もいないので「そこに停めていいよ」と伝え、車から降りて運転席側に回り込んでみました。

 

その方向を確認してみると・・・いた!!お前さんかい!!

 

注意)ここから先、虫が苦手な方はご遠慮なさって下さい。

 

流石に写真はないのでご安心を☆

 

 

ああ・・・この稲刈り頃に現れる・・ああ・・お前さん・・。その見た目があまりに尖りすぎて目立っちゃうんだよ・・・オレンジ色のその頭と黒に白やら何やらふわふわの毛までつけてさ

 

 

名前が可愛いんだよ・・ひらがなで書いたら悶えてしまう・・・敢えて正式な名称で書こう。

「フクラスズメ」・・・の幼虫

 

スズメガではなく、ヤガ科の昆虫。その名の如く、スズメのように茶色のモッフモフの頭とふくらんだ羽のように茶と黒の模様にてふんわりとした見た目もラブリーな蛾(成虫)

 

オレンジと黒のコントラストは中々インパクト大だが、毒は持っておらず、身を護る為なのか頭と尻尾がオレンジカラー・・・イヤ目立ってるよ・・・それ。擬態用ではないのか?

威嚇用?偶に戦闘態勢かオレンジ色の頭を「キッ!」と持ち上げる。武器(毒)がないからせめて見た目だけでも強そうに・・・「キッ!」背筋テストなら合格点だよ・・・きっとね☆

 

一匹だけなら・・・そんな余裕もあるのだけれども・・・これがね・・・何か知らん大量発生する年がある。これがまた・・・恐怖。敷地を大移動なんかされた日には・・・・ヒィ・・。

 

カラムシやイラクサの葉が、この時期にすっかりなくなって枝状になっていると

「あっ!今年は当たり年かぁっ・・・」とキョロキョロ

 

案の定、うわ・・・あちらこちらに・・・オラスバイタΣ(゚Д゚;)ヒィィィ

一番角にある祖母家の墓に行く為の通路も、今夏は手が掛けられなかったのか草ぼうぼうとなっていて、カラムシの茂みが今やすっかり枝状に。

緑の枝にオレンジがまたよく映えるのだけれども・・・インスタ映えとは言い難いナニカ。

 

他の通路も検討してみたが、茅and枝状カラムシ・・・そしてやはり居るオレンジ!石垣にもオレンジ!地面のそこここにもオレンジ!オレンジレン・・んぐ・・

何とか行けそうなお隣の墓地の敷地から跨いで飛び越えれば・・・・イヤ・・・それは流石に失礼というもの。車に積んだ箒とチリトリでどうにか出来るようなものではなかった。

 

掃除やらは断念し、遠目から手を合わせお参りをすませる。

 

嗚呼ばあちゃん・・・・嗚呼ご先祖様達・・ごめんなさい。だって・・・オレンジ達が多すぎて・・・

また冬に来るヨ・・・草の枯れた頃に・・・フクラスズメもフクレた頃にさ・・。

 

一体何しに寄ったのでしょうね・・。うん・・・若様ノ遠征練習ニ・・・。