好きなおむすびの具材は?
▼本日限定!ブログスタンプ 命に添いて命をつなぐ・・・日本人ならば知っている
塩をちょっとつけて握っただけの「おむすび」に、おみおつけと漬けもんがあったら何よりも最高よ。漬けもんは・・・高菜の油炒めがいいねぇ。
もし、最後の晩餐は何がいいかと言われたらば、中身はなんもいらんとよ、塩をつけただけのそのおむすびを、この口にて頬張りたいと思っている。そして願わくば・・・母ちゃんの作ったあの高菜炒めが・・ああ食べたい。
日本の大地に生まれ生きているならば、籾殻に包まれたこの水晶のように輝くものたちの存在の大きさを知っていましょう。最初の小さな一粒を、命の源として無事に実れよと多くの先人の祈りと努力のもとに何世代も何世代も繋いできた作物。
昔は財宝にも勝らんもので、御上に納める年貢となり、人民の生きる糧となったお米。民を豊かにするためには、その土地を田園として機能させる必要がありました。
各地を歩めば、その土地の人々が織りなしてきた開拓に込めた情熱を知ることが出来ます。今ここにある水田も、最初から当たり前にあったものではない。昔財を築いたらしいうちのご先祖様も、その私財を稲田の開拓に投資したそうな。
後に誰かがその土地で今でもお米を作り続けてくださっているのならば、命をつなぐ宝物が生き続けているのだと嬉しく思います。
そんなお米から作られる、シンプルかつ最高の御馳走が「おむすび」だと思っていますヨ。
おむすび・・お握り・・・。今は「おにぎらず」もありますけれどもね、わたしも片手に持って食べながら仕事ができるので、弁当にあれこれ詰め込むよりも、何かとお世話になりまする。倅共が小さい時も、(ゆがんだ形の)おむすび握って外で食べたりしたなぁ。
今はコンビニやらスーパーやらに行けば、ほ~んとに「和洋中」バラエティーに富んだおむすびが売ってあります。誰が最初に「シーマヨ」とか考えたんだろう?梅とか鮭とか昆布といった定番から・・・山賊おむすびみたいなの・・母が買って食べていたな。
何だって、米ひとつで和も洋も中も「美味~い」具合に包み込んでしまうんだよぅ?美味いものにあふれているから、意地汚く食べ物ネタに飛びついてしまうでしょうが(*´Д`)。
昔は、日持ちするように「糒(ほしい)」とかありましたが、はるかむかしから「おむすび」は日本人のソウルフードみたいにして受け継がれてきたのでしょう。
戦争中も渦中のなかにて、食糧といった概念を越えた最期の命綱のような存在としてありました。以下、サイパン戦においてテニアン島最期の戦闘を行う前に口にすることができた食事のお話。
この日、数日何も食べなかった将兵に、珍しく握り飯が手渡された。手の中に入る程小さなものだったが、久しぶりに味わう米の味は又格別で、一時は死ぬことも忘れるほどで、いろいろなことが思い出されてきた。
これが最後の食事だとわかっていただけに、誰もが口に出さなかったが、その味は複雑なものだった。
最後の一粒を呑み下すと現実に戻り、一様に最後の腹を固めたらしく、「さあ行くぞ」と元気に声をかけ合っていた。 (歩兵第五十聯隊史 堀越好雄 著 歩兵第五十聯隊史刊行会より)
援護の見込みもなく米軍に包囲され、おびただしい砲弾の攻撃を受け占領されていく中で玉砕覚悟最後の攻撃前に配られた小さなおむすび。
命の極限にあっても、先祖代々貴重に思って口にしてきたその米の結晶は、只々護るべき者のためにと言い聞かせて死へと歩み寄っていく人たちの最期の餞でもあったでしょうか。
形や大きさといった格好ではなく、誰かの手にて握られたそのおむすびは、誰かの口を通して取り込まれ、消化分解されて生きるエネルギーとなる。
それをただの炭水化物の摂取といえるのだろうか?多くの大和人は、そこに故郷をみつけ、誰かの励ましを見出す・・・どこか記憶の中に組み込まれているような何かが刺激されるのかもしれませんね。
小麦アレルギーがあるように、お米アレルギーを持つ人もおられましょう。
それに、食のルーツは人それぞれだとも思います。なにも、おむすびを当然のようにして「日本人の魂だ!」と声高々に叫ぶつもりもありません。
それでも、先達が私財を投げうってでも築き上げてきた田園があって、水路や堤があって、開拓したり時には風水の被害にて流されたりしながらも苦楽と共に作り上げてきた米を、己の手元にすくいあげ、クツクツと焚き上げた米を使って両手で握りしめた「おむすび」は格別の御馳走だといえるのではないでしょうか。
最後に、「おむすび」と聞いて思いついてちょろっと描いた絵。二次創作(自分だけの勝手に妄想遊び)にて勝手に考察されては遊ばれている彼。そんなの誰も聞いてませんな・・名無しの何某として見てくだせえ・・ヘヘヘ前回から見苦しいお絵描き投稿ばかりしてすみません。
人間なんだもの・・・わたしは何よりも・・・人の手にて握られた、あなたの作ったおむすびを食べたかったのだから。
下手の横好き(*´ω`) お目汚しながら許してつかあさい

