うろんころんしてみる隊 -17ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

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高校生の頃、父が持っていた一眼レフを借りて思いつきの写真を撮るのが楽しかった。
 
夜空にファインダーを向けて露出を考えては撮ってみたり(ベランダで怪しい動きをするわが子を訝ったのかカーテンをシャッと開けられて台無しになったり)雲仙普賢岳の土石流が流れる瞬間を偶然撮ったり、居候猫を撮ったり(カメラを向けると必ず擦り寄ってくるので、同じフォルムになってしまう)。
フィルムだって、「モノクロならネオパンFだろ?」とか何とか、痛ぶった・・じゃない通ぶった若僧のちょっと恥ずかしい思い出が・・・。
その頃、いわゆる「バカチョンカメラ」といわれる簡易なカメラが出た事によって、いつでもどこでもカメラを持ち歩き、その時目にした風景を撮るのが気安くなった。
 
ネガフィルム時代は出たとこ勝負の撮影なので、ぶれっぶれの心霊写真まがいなものや、タイミングを逃して肝心な被写体が写っていないものといった残念な画像となっていても、現像するまではわからないという。
 
その後、デジタルカメラの普及によってその場で画像の確認ができるようになったぶん「整った写真」だけが選ばれるようになったお陰か「なんじゃこりゃ?」といった写真は減っていった。
更には、携帯電話にカメラ機能がつき、SDに落とさなくてもクラウドが勝手に保存してくれるようになると、ほぼほぼスマホでの撮影になる・・・きっと皆もそうじゃなかろうか?
 
唐突だが、わたしは写真に写るのが好きではない・・・イヤ苦手。
魂を吸い取られるとまでは思っていないが、どうにかして映るまい映るまいと集合写真も後ろの方に隠れるザ☆ジャパニーズ忍者。地鶏写真(何なんだ!この漢字変換・・)自撮り写真なんて要らんぞ~ソンナ簡単ニハ笑エマセン・・・(-_-)ヒクリ・・
 
「写真に写るのがニガテ遺伝子」でもあるのか倅二号も携帯をむけると、そそくさと逃げ出す。
いや・・・そもそも全員、シャッターチャンス!と撮ろうとするコンマ何秒の間に被写体がいなくなっている。くそぅ・・・貴様ら野生動物か!
 
ま・・・いいさ別に・・・きれいな景色を撮るもんね~
というわけで、写真のクラウドを見ると風景写真や記録写真が多くなってきた模様。そして景色の先にかろうじて倅共が写っている様子。
 
それでも、海や山・・空・・・様々な「あ・・・きれい」と思った瞬間に立ち会うと、目で見て・・・余裕があれば携帯でパシャリ。
あらためて、目の前に広がるその美しい風景をどうにかして心に留めておきたい・・・と時間の許す限り目に焼き付ける。自然と対峙した時に感じる、一瞬として同じ表情はないその瞬間に立ち会える喜びと、その後にふと・・・この一瞬を留めておきたいと思いなおし、やはりシャッターを押すのである。
 
それでも、写真を見返すと・・・やはり同じ熱量を閉じ込めることは難しいのだと感じる。己の技術もあるし、仕方ないことだけれども、その時の空気や匂い目の中に入る刺激をそのまま残すことは出来ないのである。
 
だからこそ・・・自分の目で耳で鼻で口で・・・その美しさを保つ風を取り込む。
その肌にその記憶に・・・わたしが生きて感じた一片の記憶のために。
 
それを人様に伝えるのは難しいし、お気に入りの一枚なんて選べない。
悩んだ挙句・・・
美しさに見惚れ、少しでもこの空気感が残せるだろうか?と思って撮った初めての一枚
二年前に撮った、生月大橋(長崎県平戸市)で見た、冬の日の入り。
厳寒の 冷たい風と 寄せる波
冬の潮 耐える先には 春よせる