心落ち着ける場所って(イベント企画にのってみたPrt2) | うろんころんしてみる隊

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うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

心が落ち着ける場所はどこ?

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雨風凌げて横たわる場所さえあればどこでも寝ることができるお気楽者が、心落ち着ける場所といえば・・・やはり布団の中はサイコォ~!ヒュ~♪
 
思えば・・・・高級布団でなくっても、ブラック労働で死にそうな体(てい)でも、泣きそうな夜も、布団のなかに顔を埋めてお気に入りの掛布に抱きつけば・・・朝を迎えられた。
たとえ次の朝が苦しくとも・・ね。
 
昔むかし・・・このメタボックマ中年がまだうら若き頃、実家で猫を飼っていた。
飼っていた・・・というか、勝手に居候してきたというか、初手から首輪をつけた成猫キジトラ(メス)だったので、誰かに飼われていたのかもしれない。
地獄の底から唸るような鳴き声と、眼つきの鋭さはなかなか・・・立派な貫禄があったけれど、スルッとした尻尾と体躯のわりに身軽に動く彼女は、なんだかんだ言いながら家の主となった。
 
「猫の寝ているところが一番快適」
というように、冬は陽の差す暖かい南向きの窓辺や、夏は風の通る涼しい板敷きにてくつろいでいた。故に、夏場はその場を占領するために争奪戦となる。
図体のでかい邪魔なニンゲ(一応飼い主)の顔の横にドカッと座り、暑ぐるしい猫毛攻撃で追い払おうとしてくる。
途中からは追い払いたいのか何なのかわからないが、結局邪魔くさいニンゲンの首巻のようになり、表面の冷えた体にド~ンと圧し掛かってくる。
 
「ぬっかって!」
とモフモフの腹を抱えて板の間のほうにおろすが、なんのなんの結局またニンゲンの腹上に乗っている(いや・・だからぬっかっちゅうのに!もう・・・仕方ないなぁ・・・)
 
冬の寒い夜は、「当然」と言わんがばかリ、わが布団の上にのって来る。足元に重みを感じ、刹那背中あたりにドカッと圧し掛かって来る(またお前か!)
儀式のように前足ふみふみをやっているので、そっとして寝たふりをしていると・・・耳元にあの冷たい鼻の先が触れる感触と、ゴロゴロと喉をならす大音響が鳴りひびく。
むう・・そのまま知らんふりを決め込むと、彼女の求めるべき桃源郷の入り口を探し求めている気配を感じる。
(仕方ないなぁ・・・)
と布団に隙間を作ってやると、でかしたぞニンゲンめと喜び踊りて滑り込んでくる。
毛布と布団の間でしばらくまた前足ふみふみをやっている。時に容赦なく伸ばすその爪先をひとの顔にこすりつける(いて・・・)
「ハイハイお休み、早う寝ろ!」と顔面を守るために反対向きに背を向ける。
 
ゴロゴロゴロゴロ・・・・ゴロゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロゴロ
 
それとともに生暖かい鼻息が耳元で吹き荒れ、ザラッとした舌で嘗めまわされたうえに、ゴロンと顔面の上に移動してくるのである。
深々と冷え込む、暗闇の部屋の中・・・響き渡るのはゴロゴロと喉の鳴る音と生暖かい鼻息とモザモザと顔を擽る滑らかな毛ざわり。
 
・・・・ぬっかじゃ・・・息もできん!
と思いながら我慢して目を閉じていると、ピースーピースーと高いびきが聞こえてくる。天然湯たんぽとはよくいったもので、確かにジンジンとする彼女の鼓動から熱が発散されてくる。
 
(仕方ないなぁ・・・・)
 
と思いながらも、やはり鼻息は御免被りたいので、毛布を引っ張って背にかけてやり、こちらは再び背を向ける事にする(足元が寒いんじゃが・・・シカタナイ)
するとまた、前足ふみふみが再稼働。
ふみふみふみ・・・グサッ・・・ふみふみふみふみ・・・・(ぐぬぬぬ)
もう一度、彼女のほうに向きなおると、毛布の埃なのか、顔面にむけて「クッシャッ」とつばきをいただく羽目になる。
当の本人(本猫?)は目を瞑り、すっかり夢の中に入り込んでいる様子。腕を伸ばすと・・まあなんと!目は瞑りながらもベストポジションを探し出しニンゲンの腕を枕にする。
 
(仕方ないなぁ・・・・)
 
布団の中から顔を出す二つの頭は、ほぼニンゲンのほうが折り合いをつけて狭い居場所で寝ることになる。それでも・・・あの温もりを今でも忘れる事はない。
 
十六年程生きたろうか?最期は母の膝の上で息を引き取ったが、ネットで猫と戯れる動画を見ると、ニンゲンのほうが弄ばれている(ごめんなさいね)姿に思わず苦笑する。
だってねぇ・・・目を開けると超ドアップであの糸のように細くなった目と勢い宜しい鼻息が(偶に口先から舌がはみ出してたり・・)現れるのを思い出すと・・・勝てないのだ。
 
(仕方ないなぁ・・・・)
 
そういって、心落ち着くベストポジションを何度占拠されたろうか?暑くなりすぎるといつの間にか布団から出て、人の足の間に挟まって寝てたりする。
一時期、鼠が壁の隙間にいたことがあったが、鳴き声で追い払ってくれたのは一時だけ。しばらくすると「ドーデモイイ」と耳しか動かさなくなった。
「こら!猫らしく働きなされ」と不平を伝えてみたが知らぬ存ぜぬ(笑)
(仕方ないなぁ・・・・)
と思っていたが・・・数週間の後、庭にマウスの亡骸が落ちていて、そのお陰か?夜はまた静かになった。流石は猫である。