出来たてアツアツだよ~の声に「ヒイッ・・・ Σ(゚Д゚;)」猫舌人生はつらいよ・・・。 | うろんころんしてみる隊

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うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

「ピピーッ」

米が炊けましたと炊飯器が報告すると即座に電源を切り落す。

早速蓋を開けると炊きたての米の湯気をかき消すようにうちわでバタバタと仰ぎ

出来たての味噌汁をお椀によそうと、ほわほわと粕が舞うおつゆの中に氷を入れ

入れたてのお茶にもガラガラと氷を放り込む・・・

 

熱々麺なんて食べられない・・・インスタントラーメンを作ると半分は水で薄め

それでも熱いならば、勿論のこと・・・氷をガシッとひとつかみ放り入れる。

 

美味しいものを出来たての美味しい状態にて頂く

温かいものはあたたかく冷たいものはよく冷やす

 

この状態を最大の苦行と思うのは、猫舌のゆえんなり。冷たいは何とか

しかし問題は・・・この「あたたかく」が明らかに湯気がたつような場合である。

 

作った人へ感謝の意を示して、また命を繋いでくれた食材に対して有難く頂く。

わかっている・・・倅達にもその意義についてはずっと伝えてきた・・・が然し

 

 

「あったかモンはどぎゃんしたっちゃ食いきらんとやもね~」by猫舌の叫び!!

 

 

そんな御大臣様のように育てられてきたわけではない。初孫長男なら仕方ないが

しかし、兄弟二番目は「自分のことは自分でする(否しなければ生きていけん)」

ご飯も自分でつがんばならん!魚でん我でむしらんば誰も食わしてはくれん!

幼い頃からそうしてきた故か、早く飯にありつく為にこの「熱々」が邪魔なのだ

実際、その見立てを失敗して口に入れた瞬間「ぶふぁー!!!!!!」となって

吐き出すことも出来ず、涙目で必死に飲み込んだことが何度あったろうか?

せっかくの有難い手料理を、舌先や喉の痛みを堪えながら恨めし気に見たことか

 

NO鉄板鍋! NOグラタン! NO出来たて蒸し料理! NO出来たて熱々麺!

 

昔は朝一にガス釜で炊いた米を「おっぱんさん(仏壇にあげる飯)」にして次に

家族が食べていたが、わたしは前日に残った冷や飯があればそちらを食べていた。

だって・・・あったかと(熱いもの)は米の味もわからんし、登校までの10分で

それまでに食べてしまわねばならないのだもの・・・冷や飯のほうがイイ。

それに、味噌汁もぬるかほうがイイ・・・その時に編み出したのがまさしくこの

「氷ブッコミ」

 

冒涜だとわかってはいる・・・わかってはいるのだけれども・・・

あの美味しそうな色味を出しているおつゆの中で熱対流の動きが見受けられれば

「ヒイッ・・・ Σ(゚Д゚;)」 出来たてアツアツだよ~の声に「ヒイッ・・・ Σ(゚Д゚;)」

 

 

一番困ったのが、訪問先で頂く「熱い飲み物」

上等な陶磁器の器にて出される美しい翡翠色に・・深淵なる琥珀色に・・戦々兢々

「頂きます」と和やかな表情で手に取った瞬間、指先に感じ取れる感覚!!

「あ・・・これは沸騰した湯で入れてある」

凍り付いた表情と、抱えた以上は飲まない訳にはいかず、ぶるぶると震える手で

何とか口元まで持って行き、唇に少し当てるとまた、ぶるぶると震える手で茶托

のところまで戻す。舌先に比べれば唇ぐらい何とかなる・・・なっているはず。

じんじんする手先の痛みを残して、暫くは手を付けずにやり過ごすこの胡散臭さ。

 

猫舌の原因を調べると、舌の使い方(そうでない人は熱を感じる先端部に留めず

即座に感じにくい真ん中に食べ物を持ってくる・・・らしい)が関係するのだと

書いてあった。

 

ちょっと待てい!明らかに熱いものを口の中にそのまま入れれば、たとえ

舌だろうが口蓋だろうが食道だろうがどこだろうが、熱いものに触れるという点

には変わらんじゃないか!しかも、敏感でデリケートな粘膜どもに何十度もある

あったかモンをくっつけたらば・・・火傷するたいね!

 

子どもの頃お堂の壁面で見た、地獄絵図の中の熱い鉄を呑まされる絵面が頭に蘇る

「ヒイッ・・・ Σ(゚Д゚;)」熱タカトハ無理バイ

 

因みに、冒頭における飯を冷ますための大暴動は、夕食の度に倅共がやっている。

ともかく腹が減っている彼等は、一秒でも早く飯にありつきたいのである。

 

真似してほしくない事に限って、教えもしないのに真似をする・・・ふっ・・・

 

先日なんぞ、冷蔵庫を開けてみると、てんこ盛りにつがれたカレー皿がドンと

鎮座していた。なんじゃこりゃ?と首をひねると倅二号が「冷やしとると」と

言って、ひんやりお皿に盛られたカレーを取り出し食べていた。

 

一号は冷えるまで優雅に待っており、三号は熱くても吹いて冷ましながら食べる

なんだ結局皆・・・猫舌なのか?もちろん、「氷ブッコミ」をやるのも皆同じ。

 

スープバーでついできた熱々コーンスープに、お冷の氷を入れこむのも皆同じ。

定食の味噌汁にも同様に・・・外デハヤメロ!ミットモナイ!

コンビニにて「オ弁当アタタメマスカ?」「イエ、ケッコウデス」

カップ型自販機では、冬でも「HOT」ではない「ICEココア」

NO鉄板鍋! NOグラタン! NO出来たて蒸し料理! NO出来たて熱々麺!

 

いったい・・・何の遺伝子なのか?否、育て方の過ちか?

アナタ達のおばあちゃんは「炊きたて熱々のご飯が美味しい」と言っていたのに

それでも、出来立てご飯で火傷しないようにうちわでパタパタあおいでいたのも

孫に対しての愛情であり、親より優しかった祖母の愛・・かな。

 

そりゃあ・・出来たて、炊きたて、揚げたてなんて食欲をそそられる言葉だけど

わたしゃあ、熱々における地獄の拷問よりも冷えたとがうまかとですたい

 

然し倅共よ!

外では絶対やるんじゃないぞ!!人様が拵えた食事に対して絶対にしちゃいかん!

火傷してでも根性で食えと迄は言わんが、その時は空腹を我慢して適温に調整して

食べるんだぞ!!人の手を通した真心を忘れるな!!猫舌は猫舌の流儀があるのだ。