大きな手術を受け、現在リハビリに励んでいる友人に会ってきました。
手術後は思うように体を動かせない時期もあり、今も車椅子で生活しながら、毎日リハビリに取り組んでいます。
「手術で悪いところを取り除けば、それで終わりだと思っていたのに、大変なことになってしまった」
彼女のその言葉が、心に残りました。
手術を終えればすべてが元に戻るわけではなく、そこから日常を取り戻すための時間が始まることがあります。元気に暮らしている側からは見えない苦労や、思うようにならないもどかしさも、きっとたくさんあるのでしょう。
それでも彼女は、毎日ピアノを弾いているそうです。
久しぶりに会えたことがうれしくて、つい話しすぎてしまいました。疲れさせてしまわなかったか、何気なく口にした言葉が負担になっていなかったかと、帰り道に考えました。
彼女は看護師です。
これまでは患者さんをケアする立場でしたが、今は自分がケアを受ける立場にいます。そして、リハビリを終えたら、再び看護師として働きたいと話してくれました。
この経験を、簡単に前向きな言葉だけで表すことはできません。それでも、患者として過ごした時間は、いつか誰かに寄り添うときの深い理解につながるのではないかと思います。
医療の知識や経験に加え、患者として感じた不安やもどかしさ、支えてもらうことのありがたさを知った彼女は、きっとこれまで以上に、患者さんに寄り添える看護師になることでしょう。
「神奈川から遠いのに、わざわざありがとう」
彼女はそう言ってくれました。
でも、そう言うなら、彼女も私の展示のたびに横浜まで足を運んでくれていました。こちらこそ、いつも来てくれてありがたいと思っています。
病院は駅に直結していて、帰りも副都心線を利用すれば、スムーズに帰宅できました。体調に無理がないよう様子を見ながら、また会いに行けたらと思っています。
焦らず、一歩ずつ。
できることや行動できる範囲が少しずつ増え、彼女らしい日常を取り戻していけますように。
そしていつの日か、看護師として再び歩み始める日が来ることを、心から応援しています。
