先日、易や方位を見ている知人から吉方位を見ていただき、大雄山最乗寺へ参拝してきました。
今回教えていただいたのは、行き先だけではなく「時間」も大切だということ。
辰の刻である午前7時から8時30分の間に電車に乗ること。
そして境内には2時間以上滞在すること。
当日はその教えに従い、辰の刻の間ずっと電車とバスに乗って最乗寺へ向かいました。
境内に入った瞬間、別世界だった
事前にホームページやYouTubeで下調べをしていました。
「結界門をくぐる前には一礼を」
「神木のトライアングルに立つとすごい」
「奥の院まで行ってみて」
そんなアドバイスもいただいていました。
私は霊感があるわけではありません。
それでも、バスを降りて境内へ足を踏み入れた瞬間、
「あ、別世界だ」
と思いました。
結界門をくぐる前に一礼もしましたが、私の場合は門をくぐる前から空気の違いを感じていました。
これがよく言われる「霊気」というものなのだろうか。
そんなことを思いました。
境内は深い森に包まれ、巨木が立ち並び、苔むした石碑が続いています。
静かなのに力強い。
不思議な空間でした。
結界門
水の音に癒やされる
結界門へ向かう途中、右手に水が流れ落ちる場所があります。
滝というほど大きくはありませんが、水音が響き、ひんやりとした空気に包まれていました。
そこに立ったとき、
「マイナスイオンがあふれている」
そんな感覚を覚えました。
ただそこにいるだけで気持ちが落ち着いていく場所でした。
洗心の滝
金剛水をいただく
知人から勧められていた金剛水もいただきました。
ペットボトルを持参していなかったので持ち帰ることはできませんでしたが、その場で飲んでみると、とてもまろやかな味でした。
山の恵みをいただいているような気持ちになりました。
奥の院への階段
奥の院へ向かう長い階段。215段あるそうだ.
下から見上げたときは
「わあ、長いなあ」
と思いました。
けれど不思議なことに、休むことなく登り切ることができました。
そして勧められていた身代わり御守りも購入。
今日から毎日身につけます.
特別祈祷で感じた圧倒的な迫力
今回最乗寺を勧めてくださった知人に、近々予定しているアフリカ旅行について相談していました。
私は比較的楽観的なのですが、家族はやはり心配している様子でした。
その話をしたところ、「安全に行って無事に帰ってこられるよう祈祷を受けてみては」と勧められたのです。
そこで今回は、
道中安全
八方除け
そして「静と動」
の特別祈祷をお願いしました。
受付を済ませ、奥の祈祷所へ案内されました。
これまで神社やお寺で祈祷を受けたことはあります。
しかし、今回の祈祷はまったく別物でした。
御真殿(祈祷所】
大きな太鼓が堂内に響き渡ります。
その音は耳で聞くというより、身体全体で感じる振動でした。
中央には朱色の袈裟をまとった導師。
他にも僧侶がおられ、厳かな雰囲気の中で読経が続きます。
祈祷の申込者は三人でしたが、付き添いのご家族もおられたため、部屋の中には10数人がいました。
それでも、一人ひとりに丁寧に祈りを捧げてくださっていることが伝わってきました。
そして何より衝撃だったのが「転読(てんどく)」でした。
経典をまるでアコーディオンのように広げ、
上から下へ
バラバラバラバラ……
と勢いよく流していく。
その動作を何度も繰り返します。
初めて見る光景でした。
意味は分からなくても、その迫力と歴史の重みは十分に伝わってきました。
後で調べると、これは転読という読経作法で、曹洞宗独特のものというわけではなく、さまざまな宗派で行われているものだそうです。
YouTubeから見つけてきました。↑
祈祷をあげていただく、御真殿の中に、「おんまかきゃろにきゃそはか」というご真言が左右に書かれていてどんな意味かを調べてみました。
漢字で表すと
唵(おん)摩訶(まか)迦嚕尼迦(きゃろにきゃ)娑縛訶(そはか)
それぞれの単語の意味は、
唵=帰命 摩訶=大 迦嚕尼迦=悲 娑縛訶=成就
意訳すると
「おお、あらゆる苦を抜く願いを成す者よ」
という意味です。
心残りは神木のトライアングル
ひとつだけ残念だったことがあります。
知人から何度も勧められていた「神木のトライアングル」。
三本の神木の中央に立つと力を感じる場所だそうです。
たくさんいただいたアドバイスの中に埋もれてしまい、現地ではすっかり忘れていました。
帰宅してから思い出し、
「ああ、行けばよかった」
と少し後悔しました。
事前にホームページやYouTubeも見ていたのですが、その場所について詳しく紹介しているものは見つけられませんでした。
また訪れる理由がひとつできたと思うことにします。
帰り道に感じたこと
午前9時前に到着し、気が付けば11時過ぎまで境内にいました。
その後、小田原へ出て昼食をとり帰宅。
帰りの電車やバスではぐっすり眠ってしまいました。
家に帰ってからもお昼寝。
それほど歩いたわけではないのに、不思議なくらい眠かったのです。
けれど、目が覚めたときに感じたのは疲労感ではありませんでした。
「よし、また頑張ろう」
という前向きな気持ちでした。
吉方位や祈祷の効果かどうかは分かりません。
でも、深い森に囲まれた静かな空間で、自分と向き合う時間を持てたことは確かです。
そして、また季節を変えて最乗寺を訪れたいと思っています。
次こそは、神木のトライアングルを探して。








